いい歳をして、そんな事も、わからないのか、できないのかと言いたいけど、できないし、わからないから深刻なのだ。
本心から、事勿れ、日和見主義、三無主義の連中は、何もやらなければ、何も決めなければ、責任を取らされない。
馬鹿正直、なまじ正義感なんて出して、決断した奴、行動した奴は責任を取らされたと信じている。
はじめから、やる気がないから仕事を覚えない。
それは、事勿れ主義、日和見主義、三無主義は、どうせ何をやっても変わらない。
何をやって無駄という諦めから出発しているから。
仕事はすべからく、筋や段取りが大切。筋や順序をとりつがえたら、元も子もない。
相手を見て話をしろ。そうしないと大恥をかくよと。昔の親父たちは厳しかった。
永野の親父も、土光さんも。稲山の親父も、五島さんも昔の親父は財界を仕切っていましたよ。
飾り物ではない。
やらないのではなく。できないのだ。
やらないののら、やる気を出せばできる。
出来なければ、いくらやる気を出してもできない。
だから、深刻なのである。
十代、二十代の若者なら、叱って改めさせることもできる。
しかし、いい年の人間はそういうわけにはいかない。
だから深刻なのである。
だから、日本の生産性は低くなり、日本は沈んでいく。
防災訓練だけど、なんの目的でやるかを間違えたら、防災訓練にならないからね。
訓練は訓練なんだよ。
うまくいかないところや、間違っている事を探し、見つけるのが目的で。
嘘ついたり、誤魔化す事を練習し、覚えたら本末転倒。
事前の段取りが全然だめだなって、全員が気がついてくれたら大収穫だよ。
でも、予定通り滞りなくできたからいいじゃないですかになったら、正直失敗したと思う。
だから、先輩や親父達は厳しかった。
でも、後輩たちは厳しいと言う印象だけが残り。
いい加減、適当とは言わないが、いい加減、適当になってしまった。
誰でも、全然だめだと思いますと言える雰囲気を大切にしないと。
その為には聞く耳を持つ。耳順だね。
動きを見る。言い訳を考えるのではなく。
改めることがたくさん見つかれば、それは収穫があったことがある。
訓練は、練習なのだから。
最初から完璧にできるわけでもなく、やる必要もない。
オープン戦のような事で、勝敗に拘るなとは言わないが、選手の状態や改善点を掴むのが主目的。
結論が出たら終わり何ではなく。
結論が出たところから仕事が始まる。
出だし、顔合わせ、大枠、枠組み、洗い出し、段取り、切り口、着眼着手、足場、組み換え、組み立て、仕切、差配、指図、担当、お膳立て、根回し、始末。けじめ。
日本語は、チャンと言葉で仕事の作法が自然に出来るようにしていた。
「出だし、どうする。」
「大枠は。」
「段取りはできたかい。」
「今回の仕切は誰にさせる。」
「お膳立ては誰にさせるんだい。」と聞くだけで仕事にしてきた。
こういいた言葉の意味を覚える事から、修業は始まった。
我々は、子供の頃から家に仕事を手伝う事で躾けられた。
こういう言葉が失われ、作法は、古臭い、悪い事と頭から否定された。
「直前に言われると困るんです。」こう言われた時、どう受け止め、どう対応するかだね。
特に年下、目下に人に注意された時。
「めんどくさい奴だな。」
「うるさいんだよ。」
「無視して、黙っていよう。」と思って、無視したり、怒鳴ればな、相手は二度と何もう言わなくなる。
そうか、じゃどうしたらいいかを考える様になれば、少しずつ改善される。
直前に切り出すと言うのは、出だしから間違っているんだよね。
でも注意されると、直前を改めて、問題点を糊塗しようとする。
そうするとその前が問題なるから、遡っていく事になる。
作業が逆流する。こういう時は、出だしから出直し、間違った個所から改めるのが上策。
その為に、作業は追跡可能にしておけというのが鉄則。
頭に血が上ったほうが負け。相手を見る。相手に考え込ませる。自分の事しか考えられなくなり、周りが見えなくなったら。手詰まりになる。
我慢。我慢。男は我慢。しかし、年をとり、偉くなると我慢が効かなくなる。
キッカケを掴むのは難しい。簡単に考えている。
だけど、一番難しいし。神経を使う。
起業、たちあげが難しいし、気を遣う。
出だしの形が作れたら一人前と言われたけれど。
話のもって行きようを考えろよ。
啖呵の一つ二つ斬れるようにしておけとね。
でも今は洒落にもならないからな。
誰にどうやって切り出す。
どうやって、どこから話もって行くと。
筋を通す。
それだけで、皆とピンときて、話が進んだんですけれど。
手元足下の話高から、そこで話が捕まると、何も始まらなくて、寸前になって、乱暴な話になる。
しかりるべき人が、しかるべき時に、然るべき筋を通して持ってくるものさ。
この辺の事、甘く考え、舐めている人増えているけど。
パレスチナだって、ウクライナだって、国家の威信をかけて、どの筋を立てるか、どこから話をもって行くかに苦慮している。
物事の本質が隠されている。
筋を間違えば、まとまる事も、まとまらなくなる。
マインド・セットが大切で。
予め読めるだけ読んで。
すべてを読むのは難しいから、頃合いを見てスタートする。
この見切りがね難しい。見切ると言っても、見切りスタートは許されない。
見切ったうえで、最終確認をしてスタートを切る。
最近は事前に読むのが面倒くさいから、取り敢えずはじめて、やりながら考えろと。
でも、今は、頭から考えるの面倒くさいから、やりながら考えろと言うところだけが残っている。
それとキャスティングね。誰に素案を作成させるか。
誰が、検討し。誰が、どこに(誰に)上申し。誰が決済し。
誰から、どこに指示し。誰に責任を待たせて実施させ。
誰から誰に、報告し。誰が管理し。
誰が、評価するか。
何も決まっていないんだよ。
何も決まっていないと思え。
やると言う事だけが決まっていて。
だから、仕事は、足元を固めたら、一歩いっぽね。
最初は、ローで、抒情に加速度がついてくるから。
ローリングストーンとも。
坂道から大岩を転がすようにと。
昔の親父たちはうるさかったんだよ。
だからいつも言ったんだ。
親父いいのって。叱られるのは俺だからってね。
そうやって鍛えられたんだけれだけど。
ある程度仕事に辻たら、掟破りの仕方を覚えるんだなと。
その先は度胸よ。
普段は、殺気を殺してね。
まあ甘くみられたものさ。
でも、礼節欠いたらいい訳が聞かないから、
舐めたら怖いよと忠告されたけどね。
コロナの影響で、ますます、人と人の直接的なつながりが希薄になってしまった。
世界が、混迷の時代を迎えようとしていると言うのに。
私利私欲を捨てて、心を一つに。団結すべき時。