やらなければならない事は、わかっているけど。
どうしたらいいかわからない。
こういう問題が一番厄介なのだ。
担当者の時代が長くなると、自分一人の仕事しか見えなくなる。
特に、IT化が進むと、パソコンの前に一人でいる事が多くなり。
一人仕事が普通になる。更に、リモート化が一人化を加速そる。
組織は、一人では仕事ができない。この原則が崩れようとしている。
しかし、現実は、やっぱり、組織的な仕事は、一人ではできない。
その結果、組織が、徐々に崩壊へと向かう事になる。
例えば、マスタープランを作れとか、予算を編成しろと命じられたら、自分一人で何もかもやろうとする。
組織とは何か。
まるでわかろうとしない。
そういう連中には、組織というのは鬱陶しだけの存在にしか過ぎない。
人と人との関りを必要とも感じない。
他人に自分を合わせなんて考えもしない。
だから、正常な人間関係が築けない。
協調性なんか持てないし。持つ必要もないと考えている。
目の前にいる人とのコミュニケーションもメールでしかできない。いざとなったら、声が出ない。
仕事は、人と人のかかわりの中で整理している。
世の中も、社会も人と人との関り抜きでは考えられない。
それがわからないし、わかろうともしない。
そうこうしているうちに、人を束ねなければならない年齢にも立場になった。
さあどうしたらいいかわからない。
困ったものだ。
一年間で野球チームを作れと言われ。
「わかりました。」とパソコンの前にしがみついて資料やプラン、レポートを一人で作っていても、チームはできないの。
監督を決めたら、監督を呼んで打ち合わせし、スタッフを集めて、監督から方針を話させ。
選手を集めて、構想を話して、練習をはじめと。行動を起こさないと。
よく言われたよ。
ロソア革命が起きた時、レーニンは、書斎に閉籠ったか、群衆の前に立って演説したか。
仕事を指示されて、一人で閉籠ったら仕事にはならないの。
時間ばかり無為に流れる。
兎に角、指示されたら人を集めろ。
関係者を呼んで、話をつけろ。
自分以外の人から学ぶことは、なにもないといった頑なな態度を、取り続けていたら、成長は止まる。
今の自分以上にはなれないからね。
素直に、他人の意見を受け入れるようにならないとね。
前段の仕事は、次の仕事の前処理、地作りにあたるから、誰に担当させるかが大切。
例えば、為替の動向は、仕入れ価格に反映するし、また、情報源としては金融に関わる。
また、市場動向は、現場や、センターのスタッフの仕事に繋がっている。
予算の実作業を誰に担わせるかで担当を決める。
比較対照する意味では複数の部署に担当させることも考える。
中心の人間が一人で、すべてやったのでは地作りにはならない。
次工程を考えながら人は割り振っていく。
一つ、問題を正しく認識すれば、必ず、解決できる。出口が見つかるということ。
一つ、僕は、お前の味方だということ。お前を、責めたり、馬鹿にしても、僕にはなんのメリットもなく、むしろ、デメリットばかりだということ。
一つ、共同で、協力して問題を解決する必要があるということ。
一つ、お前、本来の力を発揮すればなんの問題もない。
本来、お前は、問題を解決する能力があるということ。
では何が問題なのか。
何故か、お前、本来の力が発揮できない状態にあるということ。
だから、お前が、本来の力を取り戻せばいいということ。
注意点。
このような状態に落ちることは、程度の差はあり、誰にでもある。別にお前だけの問題ではない。
問題は、お前がその状態から抜け出せないこと。
なにかに過剰に反応しているのだと思う。
その要因として考えられるのは。
自分に対する期待。過去の記憶。劣等感。恐怖。自己防御。
限界。コミュニケーション不足。ストレス。
孤立、捌け口がない。相談相手がいない。
先ず、指示された事、決められた事、現状を紙に書き出してみる。
書き出されたもので、確認をする。
確認した文章を、文節ごとに分解する。
キーワードなどで関連付け。
項目を決めて。
項目ごとに仕分け(グループ化)する。
文節を、文章が成り立つように並び変える。
足りない言葉や言葉を追加、補足しする。
出来上がった文章を加工、整理、再構築して完成する。
周囲に、相談相手がいない。
一人で、解決できない問題を抱えている。
そんな時、外部との連絡全て断ったら。
破滅的である。
精神を保つ事さえ難しくなる。
いい加減、一人では生きられないと言うのに気がつかなければ。