結局、理由を辿っていけば、面倒くさいと言う事にたどり着く。
でも、面倒くさいと言えないから、なんだかんだ理屈つけるけど、終いにはわけがわからなくなって、ええい、めんどくさいと。

そんな事は親は見通してるからね。
大概、くどくど、ネチネチ言われるのは、やってないからで。くどくど、言われるのが嫌なら、早くやれと。やるまで言われるのが落ち。
世の中とは、社会とは、組織とは、面倒くさくて、鬱陶しくて、煩わしいものなの。
そう思ってないと社会の出てから苦労するよ。
まあ、既に社会に出ているかもしれないが。
とのかく、面倒くさくて、鬱陶しくて、煩わしい世の中と、どう折り合いをつけていくか。
それを教えないとね。

いい例が、親の事、うるせいな、うざいななんてね、思ったところで、親がいなければ、生きていけないんだから。一人前の社会人でなければ、そんな事は、一人前になってから言えと。
でもね、一人前になると言う事は、めんどくさくて、鬱陶しくて、煩わしい世の中と自分の力で折り合いがつけられるようになる事だからね。
めんどくさいと親に泣きつくようでは、文句を言ったて仕方がない。

お互いに意見は違うものだと思っていなければ、纏められない。
百人いたら、百人違う。すべてにおいて一致する人はいないさ。どっか違う。違うと言われればね。
でも組織は、一つに決めなければならない。
だから、リーダーが必要なので。
後は許容範囲だよね。
赦せるか、否か。従えるか、否か。

リーダーは百人に合わせる事はできないが、百人は、一人のリーダーに合わせる事はできる。
組織決定は、統一しなければならないから、リーダーは一人。

これは、ロシアだって、アメリカだって、中国だって同じ。
二人出たら国が割れる。

黙って従えと言ってたら、意見の違いがわからなくなる。
そりゃあ、言いたいこと言わせたら、めんどくさくて、鬱陶しくて、煩わしい事になる。
でも、めんどくさくて、鬱陶しくて、煩わしい事を避けていたらいつまでたっても、まとめる事はできない。めんどくさくて、鬱陶しくて、煩わしい事だと覚悟するしかない。

結局、理由を辿っていけば、面倒くさいと言う事である。
面倒くさいなんて言えないからね。
面倒くさいなというのが本音。

指示する側も、される側もね。

そりゃ一々、話を聞いたりね、考えるのも面倒くさいと言えば面倒くさいさ。
だから、黙って聞けと言いたくもなる。
でも、自分お若い頃も、同じように、先輩たちにかみついて、それが高じて、学園紛争みたいなものになったのだろうけどね。
一方的に決めつけるのはね。よくない。

本当のところをね、ハッキリさせないと。

ただ、一方的にどちらかが悪いと決めつけられないからね。

人の嫌がる仕事だって誰かがやらなければならないんだから。
言う事ばかり聞く人間でやればいいと言うわけにはいかないから。

どこかで折り合いをつけないと、自分の言い分ばかりを通そうといっても無理がる。