なに、面倒くさいだ。
当たり前じゃないか。
わざわざ、面倒くさく作ってるんだ規則なんてものはな。
簡単に変えられる規則なんて誰が守るか。
変えるのが面倒くさいから規則を守るんだ。
いい例が、結婚式だ。
結婚式は面倒くさくできているから、簡単に離婚しないんだ。
簡単に結婚できたら、簡単に離婚してしまうだろ。
ただ、あんまり面倒くさくしたら、今度は融通が着なくなり、カチカチになって効率も悪くなる。
だから、ほどほどに面倒くさく規則や手続きというのは、できているんだ。
面倒くさがっていたら、世の中、生きていけないよ。
確認。
確認。
確認。
確認を面倒くさがっていたら、もっと、面倒くさい事になる。
なんでも、最初に確認する。
確認しなければ、仕事に着手するな。
確認というのは、面倒だ。
面倒くさいと確認しなければ後が大変だ。
面倒くさがって外にも出なければ、引き籠りになるよ。
外にも出られなくなるよ。
面倒くさがって挨拶しなければ、誰も近寄らなくなるよ。
生きるということ自体面倒くさくなるからね。
面倒くさいと生きるのも諦めるの。
何だって最初は面倒くさいものさ。
面倒くさいから面白いんだよ。
面倒くさい事の先に面白い事が待っている。
簡単に出来たらつまらない。
つまらないんだよ。
なぜ山に登るの。
野暮な事は聞くなよ。
そこに山があるかなんちゃてね。
それはさ。山を登った事のない奴には、わからないさ。
だって面倒くさいもの。
話すのも面倒くさい。
生きるとい事はさ。面倒くさいものなんだよ。
だって簡単に出来たらつまらないもの。
面倒くさい、面倒くさいとやっているうちに、生きているうちに面白くなるんだよ。
恋だって、愛だって面倒くさいものさ。
惚れたはれたなんて面倒くさい。
でも、その先にさ。愛する人が待っているだよ。