違いが判らなければ、正しく理解する事はできない。
同じ仕事でも即日やるのと。
三日後にやるのと。
一週間後にやるのと。
一か月後にやるのと。
三ヶ月後にやるのと。
半年後にやるのと。
同じ仕事でも違う。
今日やるのと、明日やるのでは、随分違ってくる。
今日正しくても明日正しいとは限らない。
今日と明日は違うのである。
違いと、間違いは違う。
Aさんと、Bさんとはちがう。
Aさんに任せる事のと、Bさんに任せる事とはちがう。
Aさんできる事とBさんにできる事は違う。
同じ支店長でもAさん、Bさんの受け取り方は違う。
AさんとBさんとでは性格も違う。
AさんとBさんとではやる事も違う。
検討するのと。
検討させるのは違う。
こちらから出向くのと。
呼びつけるのは違う。
電話で伝えるのと。
会って伝えるのと。
メールで伝えるのとでは違う。
準備をすると言うのと計画を立てる事は違い。
準備をすると言うのと実施するのとは違う。
実施するのと後始末をするのとは違う。
検討すると言うのと。
打ち合わせをすると言うのと。
会って話を聞くと言うのは違う。
言っているのがわかるのと。
やることがわかるのと。
結果がわかると言うのは違う。
ただ、検討するというのと。
今日中に検討するのと。
今日の午後三時に゙検討するのと。
今日の午後三時に〇〇となになにを検討するというのとは違う。
目的と手段は違う。
相手に何を期待しているかを考えようね。
相手に何をきたしているのかで、相手にたする態度は違ってくる
相手に、使いっ走りを期待しているのか。
メッセンジャーをきたしているのか。
補佐役を期待しているのか。
一部の仕事を担当してもらう事を期待しているのか。
自分にできない事をやってもらう事を期待してるのか。
自分を指導してもらう事をきたしているのか。
忠告、助言してもらう事をきたしているのか。
自分と交代してくれることをきたしているのか。
代理する事きたしているのか。
何を期待するかによって対応も違ってくるからね。
新人に対する対応、責任者に対する対応、専門家に対する対応、上司に対する対応、全て違いからね。
誰に向かって言てるんだ。
それを気を付けて。
新人に対して正しくても、責任者に対しては間違っている事もあるし。
逆もある。
なぜ理解してくれないのか。
人と対応の組み合わせを間違っていませんか。
何で、言う事を聞かないんだろうって。
聞かないのではなくて。
聞けないんじゃない。
その点を考えよう。
力がなくて聞けない。
経験がなくて聞けない。
情報がなくて聞けない。
知識がなくて聞けない。
権限がなくて聞けない。
立場上聞けない。
事情が分からないから、聞けない。
聞いても何もできないから聞けない。
何も関係ないから聞けない。
聞くと迷惑だから聞けない。
怖くて聞けない。
聞くと責任が生じるから聞けない。
聞けない理由なんて山ほどある。
チョットした違いに思えるけど、仕事の上では、決定的に違ってくる。
みんな違って当たり前なんだ。
なぜなら、みんな違う。
生まれたところも、育ってきたところも、友達も、考え方も違う。
だから、わかっているつもり。
知っているつもりになるのが怖いんだ。
わかっている、している事を前提にして、一緒に仕事はじめてから。
えっ、こんなこともわかったないの。
紺の事も知らなかったのと後で気がつくから、裏切られた気がする。
違う。違う。
最初かわかりあう、知りあうなんて不可能なのだ。
超能力者の集まりではない。
大体、自分の家族の事、親、兄弟、親友の事さえ、子供の事さえ、わかっていない。
ある日、気がつかされて、愕然とする。
知っているつもりだから、わからなくなる。
わかっているつもりだから、混乱し、何も信じられなく。
違う。違う。
最初から、知らなかったのだ、わかっていなかったのだ。
自分の事さえ、自分の気持ちさえ。
知らなかった。解っていなかったのだ。
違う。お互い違う。
それが大前提。
そして、お互いを理解しよう。
知り合おうという努力をしない事が問題なのだ。
違う事は悪い事ではない。
お互いの違いを理解し、違いを認め合い、違いを尊重し、その上で、相手を理解し、相手を、知ろうと努力をしない事が大切なのだ。
私の事、わかっていない。理解していないと相手を責める前に、自分は、相手を理解しようとしてきただろうか。
私の話を切ってくれないという前に、相手の話を聞いてきただろうか。
私の事、見てくれないという前に、相手を見ているだろうか。
新しく来る人を、わかっているつもりになっていないだろうか。
知っているつもりなっていないだろうか。
期待すのはいいし、相手を、高く評価するのも。
でも、期待外れ、何もわかってないと気がついても意味がない。
なぜなら、最初から、違うから。
先ず、相手の話を聞こうよ。
自分の事、知ってもらおうよ。
違って、当たり前、わからなくて当たり前。
最初にボタンを掛け間違うのが怖い。
何にも知らないところに来てね。
何もわからないのがあたたり前なのだから。
相手は、違う国に、はじめて行くようなもので不安だらけなんだから。
虚勢も張るし、構えもする、無理もする。
実はそれが怖いんだ。
夫婦だってそうさ、最初は、痘痕も靨、何もかもわかっている、わっかてくれると思っている。
でも、それが間違いだったと気がつた時、違いに気がついた時、わかっていなかった時。
そうなんだよ、違うんだよ。
それでも一緒に、困難を乗り越えていこうと覚悟ができるかどうか。
会社も同じ。
違うんだよ。
男と女は違う。
人は皆ちがう。
生まれ育った環境も、性格も、能力も、求める事も、悩んでいる事も、困っている事も、考え方も、信じてることも、好きな事も、嫌いな事も、誇らしく思うところも、醜いところも、きれいなところも、みんな違う。
だから、わからなくて、知らなくて当たり前。
それにさ、人は、日々変化する。
子供は、日々、成長している。
今日分かり合えても、明日反目することになるかもしれない。
昨日、知っていたつもりでも、今日は違うかもしれない。
わからなくても、違ってもいいじゃない。
怖いのは、わかっているつもり、知っているつもりになって、お互いに努力をしなくなること。
相手の話に耳を傾けようよ。
そして、自分の思いを話そうよ。