軍事というのは、組織学でもあります。
何万、何十万という部隊を、速やかに一糸乱れず運用する。
これは、組織学の妙です。
しかも、一方の動きだけでなく、両軍の動きを考察しなければならない。
今のマスコミは、世間話の域を出ない。
今は、情報技術も発達しているのだから、冷静な分析をすべきです。
いずれは、我が国の経済、政治、防衛に影響するのですから。
地上兵力では、ウクライナ軍は、ロソア軍に劣らないと聞きましたが、主力部隊が壊滅的打撃を受けたとは聞いていないし、潰走したとも。
ここが問題ですよね。
ウクライナ軍は、主力部隊を温存していると考えるのが妥当でしょう。
本来なら、敵の消耗を待って一気に反撃に転じるのが常道。
ただ、ロシアの、航空兵力が脅威だという事と、絶対に戦術核を使わせない作戦をとるとしたら、ゲリラ戦に徹するか。
自分の所在を秘匿つつ、夜陰に乗じてロシア軍の背後に回るか。
兎に角、集結しているのがわかると危ない。
昼間は衛星で見張られているでしょうから。
ロシアの兵站が伸びてきていますからね。
マスコミは、ロシアの事しか頭にないし。
ウクライナは反撃しないと思い込んでいる。
王には、王の役割があり、歩には歩の役わりがあり、金銀には、金銀の役割がある。
誰もが飛車角になれるわけではないが、歩は「と金」となって活躍する事が出来る。
ただ言えるのは、王は一つ。
チームに監督は一人。
何が核心かを見極める。
首都のなのか。首長なのか、軍の中枢なのか、国民の世論なのか。
中枢が明らかになれば、核心を突く。
それが戦略。