挫折して、絶望し、希望を失い、諦めかけた時から、本当のドラマは始まる。
もう駄目だと思った時、前に行くしかなくなるのさ。
挫折の苦さを知らなければ、勝利の味など、味わえない。
なぜと問うたところで答えが見つかるとは限らない。
なぜと問うのは虚しい。
虚しいと解って入るけれど、人は、なぜと問わずにいられない。
なぜ、お前は、それを為そうとしているのか。
なぜ、お前は、ここにいるのか。
原点に帰る勇気があれば、立ち直れるさ。
どうせ、裸で生まれてきたんじゃないか。
初心に帰れれば、基本に戻れればやりようがある。
思い出そうよ。
お前が第一歩を踏み出した時のことを…。
生な志を…。
最初は、なんでも簡単明瞭。
単純なんだな。
数学の基本は、数だし、四則の演算。
経済の、基本は簿記。
でも、実際は簡単に思えるけど、奥が深い。
最初は、純だった魂も、時間がたつとともに薄汚れていってしまう。
単純な事もこねくり回して複雑怪奇なものにしてしまう。
駄目だ。やり直せばいいと解っているのに、仕方がないと妥協していこうとする。
終いには何が何だか訳が分からなくなり、最初の目的を見失う。
どこに向かっているのかもわからなくなる。
だから、訳が分からなくなって、自分を見失ったら、
最初の純な魂に立ち帰れればいいのさ。
汚れをからりと捨てて。裸になればいいのよ。
本当は、単純明快な事さ。
難しく考える事はない。難しくする事はない。
逆境こそ来い。
我と我が身を燃やし尽くせ。
障害があった方が面白いじゃあないか。
逆境をこそ楽しもうよ。
悔しさや屈辱、迫害、無理解さに奮い立ち。
なにくそと、純なる魂に立ち帰れ。
なんでもなく当たり前なことだからこそ原点なのさ。
でも、当たり前な事ができないから、わっかてないから、先に行けなかったんじゃないのか。
誰だって、はじめからできるわけではないよ。
簡単なことだってできなくて当たり前だった。
でも、だからこそ、新鮮な気持ち、素直な心、純なる魂があったはずだよ。
いつの間にか誤魔化す事を覚え、嘘をつくようになる。
できないならできないと言おうよ。
わからなくてもいいじゃあないか。
何度でも立ち上がり、誰に対しても学ぶ気持ちを失わなければ…。
知ったかぶりはやめようよ。
自分の限界は、限界として受け入れよう。
そうすれば、他の人の教えを受け入れられるようになる。
自分を許せるようにもね。
独りでは何もできないよ。いい加減、悟ろうよ。
なぜ、そこまでして。
なぜ、それほどまでに。
何が、お前を捉えて離さないんだ。
諦めきれないんだ。
捨てる神あれば、拾う神もいるさ。
徳、孤ならず。誰かが見ていてくれる。そう信じて。
強い信念に基づいていれば、人は,付いてくるよ。
人がどう思うかではなく。
自分がどうしたいかさ。何を信じているかだよ
周囲の目に惑わされるな。
何が正しくて、何が間違っているかなんて、今問うたところで解りはしまい。
大切なのは、お前が、今、何を信じて、何をしようとしているかだ。
今、お前が志していることだ。
あえって結果は問うまい。怖れまい。
今を生きるしかないのだから。
最後の最後まで、結果はわかりはしない。
最後の最後に大逆転もあるさ。
九回の裏ツーアウトになってもチャンスはある。
諦めた時に、勝負はつく。
人生は…。死ぬまでわかりはしない。
何をやってもうまくいかなければ笑うしかないさ。
笑って、戦いを挑むしかない。
ただ、ただ、前進あるのみ。
後ろを見たところで何にもない。
惨めになるだけ。
今、諦めたら、負け犬になるだけさ。
素晴らしきかな人生。
我が人生に祝杯を上げようではないか。
乾杯。