笑って誤魔化すな。笑って言い訳するな。
誤魔化すな。言い訳するな。
きちんと最初に話を詰めたか。
いい加減な事しているといい加減な仕事になるぞ。
何事も最初が肝心なんだ。
はじめをだらしなくすると、後、全てだらしなくなるからな。
仕事の段取り基本は、ほぼ同じ。
同じといっても人それぞれ流儀がある。
始まりの形というのは、特に大切で、仕事のできる人は、僕の知っている限りでは、自分なりの儀式を持っている人が多かった。それは大切にしないと自分なりのペースで仕事が出来なくなるから、その人なりの流儀を尊重する事。
特に大切なのは、開始イベントで、ここで正式にチームを発足させる。
正式にチームが発足したところを始点とするのが一般的だから、ここは、何らかの形を残す。記録する必要がある。何か問題があった場合、原点に戻れるか否かが、成否を分かつ事がある。
僕らは、仕事は、ウィンナーみたいなもので。
始まりと終わりをちゃんと締めておかないとだらしなくなり、中味が納まらなくなるよと言われた。
金魚の糞みたいなだらしない仕事はするな。
自分の尻(失礼)は自分で拭けとかね。
点と線を結ぶような仕事はするなとか。
始まりと終わりがわからない仕事はするなと何かにつけて言われてきた。
適当にはじめて、適当に終わらされると、適当な仕事になってしようよ。
いい加減に仕事を始めるといつまでたってもダラダラと追加や変更、修正が発生して納まらなくなる。最初にきちんと詰めておかないと後で確認したり、聞き返すのが難しくなり、ミスや事故を起こしやすくなる。はじめをだらしなくすると後々厄介になるぞ。
確認をとれなくなるから、独断せざるを得なくなり、ごまかしや嘘の原因となる。
ミスや事故になっても当人に自覚がないから言い訳したり、弁解ばかりして反省しなくなる。
かといって自分の過失を認めても改めようがない。
何事も始まりが肝心。
仕事の始点を我慢して丁寧に作りこむ。
僕らは、始まりに勝負をかけろ。段取り八分と躾けられてきた。
最初に自分の立ち位置、役割を明確にする。
無論、状況によって立ち位置、ポジションは、変化する。
野球の守備位置、サッカーのフォーメンションみたいなもの。頑なに考える事はないけど。
でも、基本的な立場は、最初に明確にしておかないと共同作業はできない。
基本的に仕事は、共同作業だから、チーム作りが先行させる。
指示された事を共同作業に置き換える過程でチーム作りをしていく。
指示された事を一回聞いたくらいで理解する事はほぼ無理。
それは、最初の打ち合わせで、相手が何を考えているかを百%理解するのが不可能なように…。
最初から関鮮度など求めてなんていない。はじめは、まず、話を聞いたうえで、お互いの役割を確認しよう。共同で作業する過程でお互いの考えを理解していくように仕組んでいく。
先ず、ヒァリングかな。ヒァリングの準備から入るとしたら。
ヒァリングをどの様にするか。それに従って何を準備するかを決める。
ヒアリングの過程でそれぞれの役割を決めていく。
誰に対し誰がヒアリングをするか。記録は誰がとるか。一対一でするか。一対二でするか。一対多でするか。それによって組織が変わっていく。
自分の役割にも、調整役、中心、補佐役などの選択肢がある。
自分の役割、立ち位置、そして、メンバーの役割分担を相手(クライアント、顧客、上司など)と話し合いながら決めていく。
自分なりの構想を持つよう、持てるように仕向けていく。
このへんは、自分のやり方、形を見よう見まねで作っていく。
最初は言われたとおり、先輩のマネをしてね。兎に角、素直になる事さ。
一人仕事から共同作業に置き換える事で、チーム作りをしていく。
問題は、自分の仕事をさせてもらっていない事だよね。
なるべく自分に任せてもらえるようにして、自分の仕事にしていくことだね。
その為には、任せられた仕事を責任をもってやり抜く事だな。
そうすれば自分の仕事ができてくるさ。
自分の仕事が出来れば、自信が持てると思うよ。
自分の仕事をするんだよ。
プライドを持って。
兎に角、最初をだらしなくしない。曖昧にしない。詰める処は詰める。
細部まで詰め切らないと、結局、後々、詰め切らなかったところで後悔する事になる。
始めは丁寧にしろ。丁寧な仕事を覚える。
照れ笑いしない。笑ってごまかさない。
へらへらしない。