人間は、罪深い存在だと思う。
人は、病や天災など人の力の及ばない災難にあうとバチ、天罰や神罰と受け止めてきた。
罰せられるからは、何らかの罪があるはずだ。
妬みや恨み、驕慢、強欲は神の好まぬところ。
罪は、神の意志や定めに背くことだが。
人の言う罪とは、人が定めた法に背く事だという。
しかし、人の定めた法は絶対ではない。
なのに、人は、神の如く万物を裁こうとする。
その思い上がりこそすでに罪を作る。
いかに科学が発達したとしても、人は、生病老死の定めから、逃れる事はできない。
なのに、人は、神に背き、抗い、信じようともせず。
あたかも、自分たちが、神を超えたがごとく振舞う。
だから、人は罪深い生き物だと言うのだ。
人間以外の生き物は、定められた物を食べ。
定められた掟に従って生きていると言うのにだ。
人は、気儘に食べたい物を食べ、勝手に自分たちの掟を定める。
そのくせ、思い通りに事がならないと、神を罵り。
神の性にしようとする。
それでも、人は神を超えられない。
人が報いを受けるのは、人が犯した罪によるのだ。
罪を自覚しない限り、人は罰せられる。
人は、神の罰ばかりを恐れるが。
神は、罰を与えるだけではない。
神は、罰だけではなく。恵みも与えてくださっている。
嗚呼、なんと神は偉大か、純粋か、美しい事か。
恵み深い事か。
問題は、神の恵みだけでは、人は、満足しようとしない事だ。
人は強欲である。
だから強欲は罪を生む。
近代技術は、科学を基にして発達してきた。
科学によって、人は神を超えたと思い込んでいる。
ならば、科学は、人類を滅ぼすことのできる兵器を生み出したのか。
科学は、人類にの勝利なのか、愚行なのか。
信仰は、迷信と。
違う違う、信仰があったから、科学は、発達できた。
信仰を失えば、科学も罪を生む。
結局、科学技術は、戦争によって発展してきた。
それが、人間の業だと言うのだ。
信仰を失い、神を恐れなくなった時、罪は生じる。
科学も同様、神を恐れなくなった時、自滅的な兵器が生まれたのである。
それは、人の犯した罪。
その報いは、人が受ける事になる。
神の力を得ても、神の心を修得しなければ、自分たちの得た力によって報いを受ける事になる。
肝心なのは神の意志だ。
因果応報。
因果なのである。
罰を恐れる前に、罪を恐れるっべきだ。
犯した罪は、必ず、報われなければならない。
問題なのは、罪の報いが世代を超えて受け継がれ、罰が罪の元を作った者に落ちないことである。
罪と罰が一対でない。
不条理に思えるのは罪を作った人とバチが当たる人が同じとは限らないことだよね。
それは、時の問題だ。
時間の働きには陰と陽があり。
物質的空間では、時間は陽に働いている。
地上に現れ物質世界だけ見てもわかりはしない。
貫いているのは、神の摂理。
欲は罪ではない、神が嫌うのは、強欲。
病は、罪でも、罰でもない。
ただ、定め。
なぜ、どうして、どこで、人は道を踏み外すのだろう。
生まれた時は、皆、無垢だというのに。
何かのはずみで、奈落の底に落ちていく。
やじろべえのような危うい均衡で。
フィリピンの刑務所で組織をオルグし、データを分析し、何十億円稼いでも、異国の不衛生でごみごみした環境で何になるのだろう。
悪魔の所業だって。
笑わせるな。
悪魔なんて人間が生み出した化け物にすぎない。
結局、自分が弱いからとしか、言えないさ。
嗚呼、なんと神は偉大か、純粋か、美しい事か。
悪逆無道な行いを神が許すのかと詰ったところで、自らに問えと言われるのが関の山。
悪逆無道を人が許せば、人は亡びるだけ。
人類が亡びたらどうなるかって。
何億光年も虚空を漂い。
命をつないできた。
人類がたとえ滅亡し。
地球が滅んだとしても、また、次の星を目指し。
神は、気高く、偉大で、純粋で、美しい。
なぜって。
特に、重い病に勝っ語りしたら、問いかけたくなりません。
俺のどこが悪かったのか、俺はどんな罪を犯したのかと。
僕は、チョット熱出したくらいでも、よく思う(笑)
でも病は罪でも、罰でもないですよね。
定めというか、別の摂理が働いている気がする。
生きるとか、死ぬとかといった。
善とか悪とか、罪とか罰とかではなくて。
だって、寿命というのがあるじゃない。
奇跡的に病が言えたとして、それでも、結局、死ぬ時は死ぬのだし。
寿命がある。
罪は、病ではなくて、罪は、苦しみに敗けて神を呪う事ですね。
目先の事に囚われないで。
もっとずっと、ずっと先の事をですね。
見る事ですね。何億光年も遠い世界。
だから、なぜって問うのもまんざら悪い事ではないですね。
人類はいよいよ最後の審判のような状態を呈してきて。
それこそ、予言された終末。
でも、自分は、その先の時代に期待を持っているのですよ。
亡びるとか、滅びないと言う以前に。
人間の魂の浄化こそが決めてな気がしてね。
何というのか、正しく、正直に生きるしかない。
祈り。祈り。祈り。