事実に基づいて論理を発展、拡大していく。

自分の前提と定義。
私は、人である。
私は、日本人である。

私は、生きていかなければならない。
私の力には、限りがある。
私は、一人では生きられない。
私と他人は違う自己を持つ。
私には、父と母がいる。

私は、神を信じている。
私は、特定の宗教団体には所属していない。
私は、個人主義者である。
私は、自由主義者である。
私は、民主主義者である。
私は、科学者である。

私は、日本人である。
私は、男性である。

私は、実業家である。
私は、為替の動向、石油価格の予測、物価の予測、金利の動向、景気の動向、財政の状態について知りたいと思っている。

基準の前提と定義。
経済とは、生きる為の活動。
経済の基本は、生きていくために必要な資源を生産、調達し、消費する事。
生きていくために必要な資源は。衣食住。

人として生きていくための要件定義をすると。

人は生物である。
人は動物である。

一つは、生きる為の活動。
食べて、寝て、排泄する。
一つは、身を護る為の活動。
一つは、種を残すための活動。
一つは、集団を維持するための活動。

人の力には限りがある。
人は、一人では生きられない。
人は、一人では種の保存ができない。
子を生み育てるためには、配偶者を必要とする。

経済が成り立つためには適正な人口が維持されなければ、種の保存も経済も成り立たない。
適正とは、過剰でも、不足でもない状態を指す。

人の価値観や能力、性格は人それぞれである。同じではない。

人は群れる。
人は、集団生活をする。
人は、組織を作る。

組織は、分業によって成り立っている。
分業が、組織を進捗したともいえる。

経済は、生産と分配と消費からなる。
経済主体には生産主体、分配主体、消費主体がある。

生産は収入と支出、収益と費用。
収入は生産財を売って得る収入。(私的収入)
税収。(公的収入)
借入金。
金利、配当、地代家賃等。

支出は経費、投資、給付などの所得の再配分等。
借金の返済。金利。

生産主体は生産財の性格から、企業法人、政府、金融に区分される。

分配は、労働と権利と対価。
収入は、賃金、地代家賃、儲け等。
権利を貸す事によって得られる収入がある。(金利収入や配当収入、地代家賃等)
支出は税金。

分配は、働きに応じて支払手段である「お金」を組織的に配分し、配分された「お金」を支払って生活に必要な生産財を市場から手に入れる。
政府は、生活に困窮する国民が出ないように所得を再配分する。
金融機関は、必要に応じて資金余剰主体から資金不足主体へ「お金」を融通する。

消費は、所得と生活費。

人には各々固有の生活圏がある。

消費主体は、家計からなる。

消費単位は個人である。
個人は集まって世帯を構成する。

対象の前提と定義。

前提として、日本は、資本主義である。
日本は、自由主義である。
日本は、個人主義である。
日本は、私的所有権を前提としている。
日本の政治体制は、民主主義であり。
経済は自由貿易を基本としている。
日本は法治国家である。

対象は、日本経済。
対象は、日本経済のデータ。
資金循環表、国民経済計算書、産業連関表等。

注。国家が生産と分配を一元的に管理していこうとする体制が共産主義。

お金に惑わされてるのがいけない。

お金を除いて考えると結構本質が見えてくる。お金が不必要というのではありませんが。
ただ、お金は手段であって目的ではない。
手段が目的化する事で、本来の目的がわからなくなっている。

例えば、家を建てるのは何が目的かを、お金抜きで一度考えてみる。
そうすると今の、建築業界の異常さが見えてくる。
その歪みがバブルの原因でね。
空き家が増加している一方でタワーマンションが増えているのは正常なのか。家が余剰なのにホームレスがなぜ増えるのかとかね。

都市計画が土台になければならないけど、利権が絡むと都市計画本来の目的が失われてしまう。

家は豪華なのに、家族が崩壊するのはなぜか。
飢え死にする人がいるのに、なぜ、核兵器やミサイルを開発する必要があるのか。
神が本当にそれを望んでいると思うか。

そういう事を突き詰めていくと経済の本来目指すべき方向が見えてくる。
宗教的教義や思想にとらわれることなくですね。

神は人が幸福になる事を望んでいるとして。
では神が望む幸せとは何かを、事実に基づいて検証すると。
どんな人生が本当の豊かさなのかと。
僕には、安心立命。
生活の心配がない。困窮しない。
平和で穏やか、争いのない。
家族隣人が仲良く、犯罪がない。
そんな生活を望んでおられるのではと。

そこにこそ、経済が目指すべき方向があると私は考えるので。その為の手段としてお金がある。