組織は、意思決定の連鎖である。
組織の意思決定の基本は、起案、決済、承認を基本単位として組み立てる。
これは、定石と考えて。
俺達は、処理の手順に一番、時間を割いた。
処理の仕方がわかれば、担当者に任せればいいし。
個別の内容は、担当者の意見を尊重する事になるし、詳細は任せるしかないからね。
どこから、どこまで任せられるかなんて人によって違ってくるからね。
都度、話し合う。
最初にルール決めしておかないと、トラブってからでは遅いからな。
処理手順を甘くみていると、すぐに行き詰まるからね。
一律には考えられないの。
組織では、筋目を通し事が重要なので。
筋目をとしておけば、ブレやズレに惑わされる事がない。
筋目を通しておかないと、簡単に、引っ搔き回される。
正式な指示命令を要所ようしょで出すように心がける。
牧之原の幼稚園の例を見てもわかるように、怖いのはケアレスミス、ウッカリミス。
原因がケアレスミス、ウッカリミスだからこそ事態は深刻なんだ。
基本を甘くみないようにね。
簡単で単純、基本的なミスで失われたのは、三歳の子供の貴い命である。
誰にでもできて、簡単で、基本的の事を怠る事によるミス。
うっかりミスをなめていると大惨事を引き起こす。
今の仕事も、一言足りないとか、めんどい臭いとか、これくらい、一人くらいといった怠慢が原因で回っていない例が多くある。
安易な不注意が事故の本。
ケアレスミス、ウッカリミスだから、手の施しようがない。
悔やんでも悔やみきれないのである。
子供に向かって難しい専門の話をしている人は、ほぼわかっていない。
なぜなら、相手が理解する事を期待しているとは思えないからである。
専門家でよくわかっている人は、子供でも分かるように努める。
それに本当にわかっている人は、子供や素人に専門的な話は、極力しない。
反感を持たれ、或いは、侮辱されるのがおちだからである。
それに、専門家程、専門的な話を不用意にするのを恐れるからである。
無意味に、専門的用語や不必要に難しい話をするのは、虚勢を張っているか、こけおどしをしてるだけ。
ただ、素人の中には、コッロと信じ込まされる人がいるから怖い。