組織も、集団も、人の集まり。人の集合である。
組織化される前の人の集まりは、ただの集団で。
ただの集団は、群れである、烏合の衆。
そこに、リーダーが現れると組織化されていく。
リーダーが現れると、自ずと分業が始まり、分担が決まり、統制がとれていく。

鳥や魚の群れは組織化されてなくても、一見、統制が取れているように見える行動をする事がある。
それは外見であって、群れそのものが、主体的に動いている訳ではない。

主体とは、統一が取れてなければならない。
つまり、集団が一体となって、一つの全体を形成している必要がある。
意志が統一されている必要がある。
だから、指導者は一人。

始まりは一なのである。
一が二となり、三となる。

組織の始まりは、群れだということ和忘れてはならない。
組織は統制を失えば、群れに変える。
組織の要は、指導者である。
指導者を失えば、組織は、群れに帰る。

組織は、情報系である。
組織は、情報でつながっている必要がある。
組織を形成する情報は、組織を構成する者、一人ひとりを、関連づけ、結び付かせる働きが要求される。
何らかの強制力を持つ情報は、指示、命令である。
組織は、指示、命令で動いている。
指示命令に従わなければ組織は動かなくなる。機能不全である。
指示命令に従わない部分が派生すると、その部分は壊死する。
全体が、指示命令に従わなくなると、組織は、群れに戻る。

組織は、同時並行作業を伴う。
組織は、分業で成り立っているからである。
同時並行作業が生じるという事は、同時に、一斉に一つの仕事を始めること意味する。
故に、指示の手段は、簡単で、シンプルである必要がある。
誰でも、一目見てわかるような行為でなければ組織では通用しない。
問題なのは、指示する時と場所、状況なのである。

スポーツのジャッジは、速やかに、簡潔にする事が求められる。
サッカーなら、笛を吹き、右手を挙げてコールする。
野球なら、キャッチャーが、ボールを捕球した瞬間、コールする。
誰が見ても間違わずに、理解できるよう単純明快で、毅然となさなければならない。
長い講釈も、説明もいらない。
決断し、態度で示せばいい。

組織は、形式、形で動くんだよ。