神を否定する者は、自らを神とする。
愚か。愚か。

人は神を超えられはしない。

存在において神は唯一絶対であり。
存在において自己も唯一絶対である。

神を否定した時、人は自分の犯した罪から逃れられなくなる。
未来永劫。

自分を許す存在がいなくなるのだから。
自分を許せる存在がいなくなるのだから。
自分で自分を許すことはできない。

神の力を得ても、それを制御できなければ、かえって仇となる。
大切なのは、力ではなく、力を制御する魂だ。

自分を抑える力のない者が、神の力を得れば、得た力によって自滅する。

人は神を超えられない。

神は、自己を超越した存在であり。
是非、善悪、美醜を超越した存在。

人の体に貴賤、美醜もない。肛門だから卑しく、頭だから貴いということはない。
肛門を汚いとし、頭を尊いとするのは人である。

猫に小判、豚に真珠というけれど猫は小判の為に仲間を裏切る事はない。
豚は、真珠の為に同胞を殺すことはない。
人と猫や豚と誰が真実の価値を知るのか。

神は、愛。
神は、許し。

神が人を遠ざけるのは、憎しみ、恨み、妬み、争い、嫉妬、怠惰、強欲、傲慢、虚栄、嘘、独善、不実、背信、裏切り、冷酷。

神は、祝福をもって人この世に送り出したのだから。

神が求められているのは、罪を認め、懺悔し、悔い改めることである。
与えられるのは、神の救い。