二十代というのは、学生時代とのギャップに苦しんでいると思う。
別に、ここにいる皆だけだなくてね。
僕だってそうだし、未だに結論が出せないで悩みもしている。
いつの時代でもね、成人になるとそれまでと違った扱いを受ける。
感じ方や質はね違うかもしれないけど、根っこは同じ。
だから、少しでも、みんなの参考になれればね、
自分の経験から。

一つ言っておくけど、管理者やマネジャー、部門長、支店長なども代替わり期で、そういう意味では新人だから。
皆が学ぶ気になればうまくいくよ。
許しあうと言う事も忘れないで。

第一の違いは、学生時代は、一方通行なのに対して、会社では、双方向だといこと。
それは、自分の言動に責任を持たされると言う事でもある。
学校では、自分の要求は、かなえられない。つまり変わらない。
でも会社は違う。
皆は会社を変える事ができる。
この点に気がついてほしくない経営者は結構いるけど、僕は違う。
なぜなら、僕も変わらなければならないから。
経営者は、絶えず、時代や環境の変化に合わせて変わらなければならない。
そうしないと成長するどころか生き残る事もできない。

だから、皆が何に困っているのか。何を解決してほしいのか、教えて欲しい。
今回の目的の一つ。

単に言いたいことと言ってるだけなら、それは、不平、不満でしかない。
要求すれば、その見返りが求められる。
一方的に要求するだけではだめなのね。
聞く側も、一つでも二つでも解決できるところから解決していく。
言う側にも責任があるが、聞く側にも責任がある。
お互い様さ。

言いたいこと言うだけなのも問題だけど。
聞き放しなのも問題。
そうしたら、虚しいものね。
不平不満にするのは、言う側だけでなく、聞く側の責任でもある。

困っている事、悩んで居いる事を自分だけの問題だと考えないで。
皆の問題だととらえて、一緒に解決していく。
それが大人の対応です。

困っていることを一緒に解決し。皆の希望を一緒に実現をしていく。
そのために。
試験ではないし、答えが予め用意されているわけではない。

もう一つ大切なのは、結果も大切だけど、それ以上に過程が大切なのね。

前にも言ったように、社会というのは、双方向なのね。
この点を理解していない人いるけど。
この研修もね。

本当は、今日の研修を最初から皆で企画するところから始めたかったんだけどね。
皆がそれを望めば次回から。
教わる側も教える側もともに学ぶことさ。
それができたら一番の効用だな。

次に、お金を払って学ぶ。
お金をもらって学ぶ。
だから、責任が持たされる。
お金をもらうと言うのは必ず対価が求められる。
つまり双方向さ。
自分の仕事は、報酬として支払われる。
コスト、パフォーマンスね。
ただ、対価としての報酬に対する考え方も変わってきている。

誰だって間違がう。
チームで大切なのは、間違う事よりも間違った後の対応が大切なんだ。
間違いに気がついたら速やかに間違いを認め対正す。
僕も間違う。
自分は別と考えてはいけない。
僕も間違う。
というより、皆より間違う事が多い。
なぜなら、僕の仕事は、決断する事だから。
だから、僕は、しょっちゅう間違っている。
この点を勘違いしないでほしい。

間違いを認めたり、誤り方が難しい。
無論、他人の間違いを指摘する場合は、指摘の仕方を間違うと逆鱗に触れる事になるからね。

問題を解決する事が僕の仕事だからね。
ただ、自分で解決しなければならない事は自分で解決してね。
相談に乗るよ。