科学者、技術屋、組織屋、実務家の合言葉は、馬鹿でも、子供でも、それこそ、猿でもできる、わかるものにしろという事なの。
簡単なこと、難しくすることは、誰でもできる。
難し事を簡単に説明できるから天才なんだ。
難しことを言う人間は、怖くないが、誰にでもわかるけど、聞いていると本質な事を言っている人に出会ったら。よほど、注意しないと末代まで恥をさらすことになる。
現に、ガロアを落とした試験官は、ガロアを落第させたことで歴史に名を刻んでいる。
釈迦に説法をした者もいるしね。
組織を実際に動かしているのは、少数のエリートだけではない。一番、力のないものが理解できるように、できるようにするのが組織の鉄則。
とにかく、難しくするなと教授や先輩たちから言われ続けた。
苦しくなると難しくして逃げたくなる。
何もわからない新入社員が言われた通りにしたら、高度な操作もなんだ「簡単じゃん」と言わせたら、かなり高いレベルの指導者だと思えと。
単純な事を難しく言うのは簡単だけどね。
人を見誤るなと。
本当に実力のある人は、わかりやすい言葉で高度なことを語っている。
責任者だけしかわからない、計画は、それだけで、やる前から破綻しているんだ。
組織最大の課題は、ベクトル合わせだけど。
ボールの飛んでいる方向に向かえばいいというわけにはいかないから。
それが、悩ましんだよね。
どこに、照準を合わせるか、それが問題だ。
原則はね。
全体から、部分。
一般から、特殊。
中心から外へ。
始まりから、終わり。
本から末。
前提条件の確認、分析、対策。
予測、計画、準備、実施、管理、後処理、記録・保存。
という風に落とし込んでいく。
定石は、定石なんだよ。
この辺がね。将棋で人の定石が通用しなくなったけど。aiの面白みだよね。
でも、現状は、定石を守ればいいよ。
一点から始めないと全体のつながりは保てなくなる。
中心、核は一つにしないと求心力を失い解体する。統一性が保てなく。
まず、共通部分で土台を作っておかないと、全体の整合性が失われる。
だから。共有部分から作っていく。
例えば、コロナの影響なんかも、まず、コロナが重大な影響を当てているという事実認識。
次に、全体に与えている影響。次に、個々の部門。
全国に与える影響、静岡に与える影響、わが社に与える影響という具合。
大体、経営計画というの最低でも二年かけて結果を出すので、今日、着手して、明日、結論を出せと言っているのではない。
最初は、白紙なところから始めるので。
未知な事だから決断をするので。
結果が出てから決断をするわけではない。
結果が出てから、予測したり、計画を立てても意味がない。
だから手順がある。
全体の状況と政策、営業の状況と政策、販売店の状況と政策、販売店会の状況と政策、個々の施策という順で、作業は進める。
全体の共通の状況を確認したうえで、全体共通の政策を決める。
次に、全体共通の状況や政策の上に部門全体の共通の状況や政策を断ってる。
全体から、個別の方針を立て時、書き換える者がいるが、そうすると、全体の方針と部分の方針がブレてしまう。
方針は基本的に積み上げていき、全体を読むとストーリーが書けるように構成する。
優先順位の基準をつけて作業を仕分ける。
早急に処理しなければならない。
重要だけど急がない。
重要度は低いけど、他に影響がでる。
いずれは解決しなければならない。
できれば解決しておく。
の五段階くらい。
全体が見えたら。誰にどう仕事を割り振るかだよね。
AIが怖いというけど。
AIが怖いのではなくて。
AIでしか、組織が運用できなくなるのが怖いのだ。