欲を持つことは悪いことではない。
欲があるから、人は、向上心や成長も、挑戦、やる気もでる。
問題なのは、欲に負けることだ。欲に支配されることだ。
美味しいものを食べたい。いい家に住みたい。
会いたい。
上手くなりたい。
一番になりたい。
実力をつけたい。
きれいになりたい。
空を飛びたい。
他人に認められたい。
お金が欲しい。地位や名誉が欲しい。
成功したい。
勝ちたい。
欲しいものを手に入れたい。
有名大学に行きたい。
試験に受かりたい。資格が欲しい。
これは欲だよ。欲がなければ、向上心が生まれない。
食欲、性欲、物欲、名誉欲、排泄欲、金銭欲、欲は生きていく上に必要な事。
だからこそ、制御できなくなったら暴走してしまう。
持ちなれない金を手に入れると人は変わる。
地位や権力を得ると地位や権力を守る為に魂すら売り渡してしまう。
初心を忘れ、欲におぼれ、本来の目的すら見失う者が多い。
最後は、強い意志を持っているものが勝ち残る。
意志は信念から生じる。
志が弱い者は、欲の強いものにかなわない。
欲を制御するのは自制心。
自制心は、志や道徳によって形成される。
日本刀をもったからと言って人を斬りたくなるわけではない。
そもそも、斬りたく言う人間が異常なのである。
その気になれば、包丁だって、人は殺せるし、現実に、
今の犯罪の多くは、日本刀ではなく包丁による。
日本刀は、むしろ自制心に薫陶を与える。
欲はエネルギーである。
石油だって、ガスだって、電気だって、器や仕組みがあるから制御できるので、器も仕組みもなければ、危険物である。
欲は、人を活かす力である。欲を制御する仕組みが当て活用できる。
金も、出世も、欲を引き出す手段である。
手段であって、目的ではない。手段だから先がある。
金や出世も目的にしたら先がなくなる。
金も出世もそれを活用して何を実現するかと考えるから先があるので。
欲を制御するのは、自制心である。
欲を抑え力を引き出すのは、使命感と道徳、人に対する思いやり、愛情、誠意である。
つまり、志と、道徳。
それが、人としての、人生の、自分の根っこになければ、人でなしになる。
自分を抑える事ができない。
年をとると根気がなくなる。
根気というのは根と気である。
つまりは、根っこにある事とやる気がなくなる。
つまりは、根っこにある事を忘れ、気力を失うのである。
最近、人の好感度を上げるテクニックとか、よく思われるためにはといった本が売れている。
特に、心理学的に裏付けられているものが多く見受けられる。
これは、科学主義や唯物主義などの悪弊の一つである。
問題は、好感度を上げるために一番、重要なのは、その人の持つ人間的な魅力であって、それを忘れると、物事の本質が見えなくなってしまう。
いわゆる、女性の口説き方のテクニックのような。
先ごろも、SNSを使って、中年男性を騙した、若い女性が捕まった事件があったが。
真心を忘れて、テクニックばかり磨いてもむなしい。人を欺く術にしかならない。
本当の愛は得られない。
心理学を学ぶことは大切だが、根本を忘れたら、かえって自分を堕落させる。
日本人の多くは、欧米の心理学者の一般に、神を信じていることを忘れている。
悔い改める事をいらぬ者は、永遠に彷徨う。
根本を間違っていると気が付いいたら悔い改める事である。
聞改める事ができないから、自分が許せなくなり、苦しいのである。
信念も欲もない人間は、信念や欲の強い者には、最終的には敵わない。
信念の強い者がいなくなれば、欲の強い者だけが生き残る。
この国から志を持った若者がいなくなったら。
欲の亡者が横行する国になる。
金、金、金。出世、出世に取り憑かれた者たちが徘徊する国になる。
だからこそ、今こそ、少年よ大志を抱けと叫びたい。
日々、初心を忘れず、信念に基づいて、研鑽をし続ければ、確実に、前進する。
一日、一歩。一年で三百六十五歩、十年で三千六百五十歩。
一歩は、わずかでも、十年で大きな差になる。
仕事は、いい習慣を身につけたものにはかなわない。
心に決めたこと実現したいなら、まずやるべきことをやろう。
できることから始めよう。
目先の欲に惑わされて、初心を忘れたら、一生悔いを残す。
人生は、短く。欲は、限りがない。
欲に身をゆだねたら際限なく…。
自分達は、何も知らない。わからないという事が前提だから。
何もわからない、何も知らな、できないというのは、担当にとって強み。
担当は、目的を達成するためには、あらゆる情報、技能に精通することが求められる。
翻って言えば、担当は、あらゆる情報に接触し、技能の指導を受ける権利があることになる。
この権利を発揮するためには、一度、担当を任されたたら、能動的、攻撃的に仕事に立ち向かわなければならない。
わからないから教えてくださいと。
ただ、わからないといえるのは、一年程度しか許されない。
ある程度たったら知らないは許されない。
聞きそびれたものは知ったかぶりをするしかなくなる。
だから、わからなければ、どんどん聞く。聞ける時間は短いよ。
知っていても、知らないふりして聞く。
根本は、目的を達成するのは使命だから、担当が、遠慮していたら仕事にならない。
突破口を開くのは、担当だから、使命感をもって任務を遂行すること。
担当は、トップの先兵となるのである。
遅れを取らない、臆する事のないように。
まず、自分たちは、何を求められているのかを見極めよう。
今、求められている事と最終的に求めあられていることは違う。
最終的に、何を求められているのか。(要求定義書)。
ユーザー・インターフェースは、新たな料金表。これは目的から考える。
そのうえで、当座の目標は、何か。今何を求められているのか。
料金表を作るための資料。
それを見極めるために、自分たちに与えられた指示から、ミッション、使命を導き出す。(要件定義。)
そのうえで、段取り、道筋、役割分担を決める。(基本計画。)
オーダーは、オーダーだからね。
勘違いしている人いるけど。
答えではない。設問であっても。答えがでるには時間がかかる。
まずきちんと注文(オーダー)を聞いて、記録を取り、確認を取る。
いい加減にきいて、確認を取らないと致命的な事故につながる。
わからばいことは、わかるまで聞け。
忘れたら、本人に聞いて確認しろ。躊躇するなと、事あるごとに注意された。
「聞いてこい。確かめてこい。」と。
最終目標を達成するために必要な部品は何か。
最終成果物を作成すための中間成果物を途中の目安マイルストーンとなるところに設定し、中間成果物のリストを作成する。
帳票やプレゼの枠組みをする過程で仕事の構想を共同で練り、段取りを付けていく。その時の重要な要素が項目。
具体的の物、成果物がないと作業を読むのは難しい。これが、WBSの根本思想。
今、一番、何も知らない、何もわからない、何をしてもいいかわからないから選ばれた。
それが前提だからな。
だから、何もわからない、知らないから、担当を任された。
つまり、原点だということ。
新しい仕事は、「何もわからない。どうしていいかわからない。」という前提で始めなければならない。
だから、新人が選ばれた。
だとしたら、担当は、積極的に仕掛けていかなければ突破口は、開けない。
担当が、待っていては何も始まらない。
指示待ちは、だめ。
まず、担当は、聞く。聞いて聞いて聞きまくる。
その前提は、誰が、何を知っているか、わかっているかわからないから。
これは、当人たちもわかっていない。だから聞いて。
誰が、何を、どれくらいわかっているかを探るため。
いいか、最初から答えを求めるな。
今は、突破口を開く事だけを考えろ。
まずは、事務方に聞く。どうしたらいいかを。
次に、先輩や上司に聞く。
その上で、担当と事務方は、相談して、作戦を立てる。正式なスタートは、社長の考えを聞く所から。
いいか、間違えるなよ。
トップに聞くのは、方針、目的、主旨だからな。
オーダーであって答えではない。
原点、出発点。
わからないから聞くので、教わるので。
だから、最初から、わかったなんて思わない事だよ。
わかっているのなら聞く必要もないし。考える事もない。
わからないから、どうしようと考えるので。
わからないから、どうしようと相談する。
わかっているとするから、考えもしないし、聞きもしないし。
わからないから聞くのだし。教わるので。
かといって、いきなり、「教えてください」と言っても、簡単に教えてはくれないよ。
だから、考えるさ。
一工夫いる。
そこで自分の考え持てる。他人だよりはしない。
だから、先輩たちは簡単に教えてはくれなかった。
「簡単に教えるな」とも指導された。
そりゃそうだ。
ただ、「教えてくれ」といわれても、何を教えていいかわからないもの。
それで、「聞きたいことあったら、聞きたいことくらい、自分で整理して来い」と叱られる。
そこで、考えるさ。
そして自分の聞きたいことを整理する。
そこまでは自分でしないと自分の考えにならない。
口を開けて言って待っていてはダメ。
営業の鉄則でもある。
どうしようと考える。
資料の作り方や見方は教えられてもね。
その資料から、何が読み取れるかは教えられない。
そこか、肝心なんだ。
答えなんてない。
何を感じたかが知りたいんだ。
それが問題意識をはぐくむのさ。
どこに問題があるのだろうと。
自分の鼻でね、かぎ分けるさ。
だから、お前が必要なのだ。
お前という人間がね。
それを見て、お前は、どう思う。何を感じる。
どう見る。何が見える。
俺に見えない所が知りたいから。
お前は、お前の感性で。
俺の感性とは違うのだから。
お前という人間がね。
お前が必要なんだ。
俺と同じだったら必要ないよ。