実際に、仕事に取り掛かる時考えるのは、次の一手。
考えるのは次の一手なんだよ。
この点を間違えないように。
次の一手というのは、実際にやる事。
実際に次にやる事。

いきなり、詰めを考えるわけではなくて、一手いって、積み上げていく。
序盤から王手を考えて、次にいては、思い浮かばない。
よくて三手先までしか読めない。

打ち合わせの結果、結論を考えるのではなく。
打ち合わせを開くための作業を考える。

意義を説明した上でいかに実行させるか。守らせるかを考える。
意義を説明し、納得しても実行されるわけではないし、実行に移されないと、実施されない分かえって弊害となる。

指示が出たら、速やかに、作業に落とす。
部下は具体的な作業指示が出されて合点する。
指示は行動を伴って実効力を持つ。
行動を伴わない、指示は、空しくなる。

報告をしなければと思ったら。即、報告をする。
拙速でいい。
やらなければ、やらなければと考えているうちに時間は経っていく。
あんまり時間がたつと、やる気もうせるし、事情が変わって、難しくもなる。
報告もできなくなる。報告してもいい訳になる。
紙に書く程度でもいい。兎に角何らかの行動をしておけば、説明がつく。言い訳しないでも済む。
やると決めたら、即行動に移す。

話しは、いきなり本論に入らず、一拍置く事とよく注意された。
大体失礼になる。
慌てるな。
一呼吸おいて、落ち着てから話をする癖をつける。

先ず、相手の都合を聞いて、正式に話をする時間と場所を決める。
自分の都合だけで考えない。
相手にも考える時間を与え、心の準備、頭を切り替える時間を与える事を考える。

糊代、一拍、ワンクッション、一呼吸おくよう心掛ける。

もう、一手間、加える。
もう一つ工夫してやる事を考える。
指示されたことを行動に置き換える。

打ち合わせます、相談しますだけでは、具体性があるようで具体性がない。
いつ打ち合わせるのか、誰と打ち合わせるのこ、打ち合わせた結果をどうするのか。
いつ、だれから、誰に報告するのか。
そこが肝心。

仕事は薄皮を剥ぐように進む。

言ってもやらなければ、実現できない。
思っても、行動しなければ虚しくなる。
計画も、実行しなければ、計画倒れになる。
思いと実行の間には、薄い膜があり。
その膜を破らないと何事も実現しない。空である。
そのうち息が詰まる。

報告をしたいと思いますと言うのと、報告をするのは違う。
頭で、報告しなければとわかっていながら、報告できないのは、わかっていないのよりたちが悪い。
やらなければならないとわかっていながら、物怖じしてやらないとできなくなる。
誰でもできる事をやらないと、今度は、誰にも言えなくなる。
それでいって、周囲の人間は、やっていない、できないという事が理解できない。
当然、やってあるものとして行動する。
だから、トラブルの種、素となる。

やらなければならないと、思うのと、やる。あるいはできると言うのとは違う。
やらなければならないと思うのと、実際にやるとの間には、薄い透明な膜がある。
返事ができないとか、挨拶ができない、声が出ないと言うのが好例で。
できる人にとっては、できないのがわからない。やらない事の意味が解らない。

だから、親父たちは、やらせないとわからないよ。
いざとなったら、簡単な事でもできないと言う人いるからな。
最後まで手を緩めるな。
最後の最後に、痛いしっぺ返しをされる事があるからな。
最後まで見届けて、確認する事を怠るなよ。
家事になったり、泥棒に入られて後悔しても、取り返しはつかないからな。

報告をしなければいけないなんて言っている奴は、まず、報告をしない。
報告をしなければいけないと、本当に思っている奴は、何も言わず、黙ってやるものさ。
報告しなければいかないなんて言ってるという事は、思っているだけでやらないから、そういってるの。

その場でやる事を聞いて答えられない奴もやらない。
なぜなら、やる事がわかっている者は即答できるはず。
人は、言った通りに行動するものさとね。

俺は行動しか信じない。