神の名のもとに戦争をすることは罪深い。
何故なら、戦争は、多くの人を不幸にするからだ。
戦争をするなら、人の名のもとにしろ。

神は戦うなと言っている。
スポーツは、人を熱狂させ、歓喜させる。

神は殺すなと、殺戮、殺し合いを嫌うのだ。
神の家を、血で穢すなと。
何故なら、神は、命だから、誕生を司るものだから。

しかし、一方で、神は、死も司る。

だから、人は殺すなと。

神は、命の源。

人は、他の生き物の命を糧に生きている。
それを忘れるなと。
故に、食は聖なることなのである。
だから食事の前に神に祈り、恵みに感謝する事を怠るなと。

どんなに科学が進んでも生病老死の定めから、人は逃れられない。
それが、神を受け入れる事だ。

人は、不老不死になれない。
人は、神にはなれないし、神を超える事もできない。
人は、自分のできる範囲で生きていく。
科学、技術を進歩させることはいいが、神に対する恐れを忘れるなと。

神の力を得ても、神への恐れを失えば、自分が得た神の力で自滅する。
神の力は、両刃の剣。
自制できなければ、刃は自分にも向けられる。
恐れるものがなくなれば、自ずと自制心もなくなる。

神の力は力。
神の力を制御するのは人。
制御できないなら、なまじ、手に入れない方がいい。

兵器は、所詮、人殺しの手段、道具だけれど。
兵器に罪があるわけではなく。
罪は、用いる者にある。

鋭利な刃物は相手を傷つけるが同時に自分をも傷つける。

病の癒しを求めてはならないと言っているのではない。
神を欺いたり、背いたりするなと。
医を極めたところで、神は超えられない。
神を恐れるから癒しは得られるので。

神はお前の為だけにあるのではない。
生きとし生きる者すべての為におられるのだ。
皇帝や司祭こそ神を恐れよと。

戦争は、人の世の出来事。
神の与り知らぬこと。
その報いは、人が受けよ。
人が片付ける。

人の為した悪行は神の性にはできない。
神が解決する事もできない。
自分の行いは自分で決め。
その成果も、報いも自分が受け止める。
それが、神の定めだ。