何がって、我慢する事を、教えられない。
耐える事を躾けられないことなんだ。
だからさ、辛抱できない人が増えている。

人は、平和で豊かな事を望んでいる。
言い換えれば、平和で豊かであればいい。
しかし、いつまでも平和で豊かではいられない。
貧しさや争いは、忍よってくる。
資源は有限だから、遊んで暮らすというわけにはいかない。
人は生きる為に働かなければならない。

組織は、相互扶助、助け合いの関係にある。
社会も組織も一方通行なものではない。
自分一人の都合で考えて、周りの人受け入れず。
心を閉ざして、自分で孤独になっていく。
こうなると誰も救えなくなる。

心の目を閉ざして、何故、自分だけがって。
他人を思いやる心を失って、一番苦しむのは、自分なんだという事を忘れてはならない。
人を受け入れるというのは、確かに難しいけどね。
分かり合えたら、本当にうれしくなるし。
楽だよ。
肩の力が抜けてね。
なんで、こんな些細な事に片意地はっていたんだろうと。

自分の事、認めてくれないって嘆いたり、他人(ひと)を責める前に、自分は、相手を認めていたかどうかを考えてみようよ。

わかっているようでわかっていない。
わかっていないようでわかっている。
わかっているようないないような。

世の中は、自分の思い通りにならない事ばかりだけど。

それを、世の中の性、他人の性ばかりにしても、少しもよくならない。
辛抱、我慢、忍耐を覚えれば、自分を変える事の方がたやすい。
結局、最後の頼れるのは、自分だけである。
だから、昔の親は、厳し世の中で生きられるようにと。
我慢、辛抱。我慢、辛抱と。

我慢して、辛抱して、耐えて、耐えて。
それでも許せない事があったら、人は決然と立つ。
戦う。
屋だ、不平不満を言うだけで、耐える事を知らない者は、大事をなせない。
志を遂げられない。
自由にはなれない。

今の親は、我慢しなくていいよ。
自分の好きなように生きなさいと言いながら。
結局、子供に生きる術を授けない。