後追い仕事をするなとね。
兎に角、前をみる事だよ。
下を見たら何も見えなくなるよ。
親父たちがさ。姿勢にこだわたのは、前を見ろ。
敵や、現実から目を背けるな、前を見ろ。
現実を直視しろと言いたかったからさ。
ボールから目を離さなければ、ボールを避ける事が出来る。
目を瞑ったり、背けるから、ボールを避けられないんだ。
危機から目を背けるなと…。
誰だって危機に出会う事はあるさ。
危機的な事が問題なのではなくて、危機にどう立ち向かうかが問題なんだ。
目を背けても、目を瞑っても危機的状況が変わるわけではない。
現実を直視し、受け入れなくては、問題を解決する事はできない。
仕事なんてね、車を運転するのと同じなんだよ。
運転手が、先を見ないで、足元ばかり見ていたら、怖くて乗ってられないだろう。
仕事も同じ。先の展望もなく、見通しもなく、仕事していても、打開はできないよ。
一月の会議で話すことは、二月の事だよ。
一月の会議は一月の事だと錯覚しているから、足踏みするんだよ。
二月の会議の主題は、三月の事。
その時の会議の事ばかり考えているから見えないんだ。
次いつするか、それまでに何をするかを考えるから、結論が出る。
前を見る事だよ。
皆で決めるんだよ。決めていくんだ。
人頼り、他人頼りではだめなんだよ。
自分たちで決めていくんだ。
決まらないとかね、決めてくれないからどうなんだ。
皆で、心を一つにして、チームでやるためには何が必要かだよね。
自分だけ納得して、自分だけわかっていても駄目なんだ。
アメリカが決めてくれないとか。
中国が助けてくれないなんて言ってたら、アメリカや中国の属国になるしかない。
自分の国の事は自分で決めるさ。
誰の世話にもなりたくないなら、人間やめるんだな。
人間は、一人では生きられないんだよ。
人の世話にならなければ生きていけないと分かった時、一人前になれる。
誰の世話にもならないなん半人前のこと言ってたら世間では生きていけないよ。
だから日本人はさ。お蔭様、お世話様、お互い様って生きてきたんだ。
仲間なんだからさ。
ほんとうに困った時、助け合うから仲間なんだよ。
困った時、困っているからってさ、自分をさらけ出してね。
泣き叫んで、助けってさ。
言えなければ、本当の仲間なんてできないよ。
なに意地張ってんだよ。
意地張るくらいなら泣いちまいな。
その代わり、胸張ってさ、前むいてさ。
助けてくださいと頭下げるんだ。
仲間なんだろ。
水臭い事は言うなよ。