判り易い言葉で語りかける事ですよ。
難解な言葉で、わけのわからない事を言うのが哲学だなんて錯覚させたのは、日本の哲学学者の罪だ。
哲学は、本来万人に理解できるものでなければ意味がない。 

哲学だって、科学だって、自明なことから始める。
誰でも、当たり前だと認められる事から始める。

「あ、リンゴが落ちた見ただろ。」
「熱い、火はやけどするほど熱い。」
「俺は生きている。」
「俺は、この国で生まれた。」
そんな当たり前な事。

誰だって、当たり前で明らかな事と認める事を根拠とするから、説得できるので。
根拠があいまいなうえに、訳の分からない事を言っていたら、独り善がりになる。
民主主義で最も悪いのは独り善がり。

政治は共鳴共感、共有から始める。
だったら、わかりやすい言葉で、誰もが当たりと思う事から始めるのが道理。

自分の親を愛するのは人情だろ。
約束を守るのは、道理だろ。
生まれ故郷を誇りにしたいと思うものだ。
自分の国が侮辱された腹が立つだろう。

自分で自分を守る。
自分が愛する者、大切なものは命がけで守る。
自分の国は自分で守る。
自分たちの力で自分の国を護れなければ、独立国とみなされない。
軍隊を持たない国は、日本だけだ。
誰も守ろうとしない国は守り切れない。滅亡する。

別に難しい道理を言っているのではない。
誰だってわかる事だ。

なぜ、アメリカ人はトランプを大統領にしたのか。わかりやすい言葉で語りかけたから。

本当の奇跡というのは、海が裂けたり。死者が生き返るようなこと言うのではない。
明日また日が昇るようなことを言う。
誰もが疑いもなく信じていることを言う。

誰が聞いても当たり前だと感じる事。
そこから話を起こして、人々の心を震わせることができるから、哲学であり、科学は成立するので。
最初から何を言っているのかわからないこと言っても、人は従わない。
言っていることがわからなければ、従いようがないからである。

同じ事でも、人によって受け取り方が違う。
それが前提なのだ。
それを一つにまとめていく。それが政治である。

決断とは、一つのことを選んで、他のことを切り捨てること。
決めて、未練を、迷いを断ち切る事を言う。それが決断である。
だから、はっきりさせる。

なぜ、一つにしなければならないのか。
全体が一つだからである。
一つにしなければならないからである。
だから、リーダーも一人。
リーダーを一人選ばなければならないのも、全体を一つにまとめる為。
リーダーが二人になれば、全体も分裂する。
統一性が保てなくなる。
法も規則も一つでなければならない。
法も規則も一つの整合性の取れた体系でなければならない。
法も一つの全体を持つ。
組織は、一つの全体を持つ。持たせる。
制度も一つの全体を持つ。
貨幣制度も一つの国に一つ。
これが、原則。
故に、全体を一つにする必要がある。
国家は一体なのである。
世界全体で整合性を持たせて一つの全体が保てるようにする。

統一性を持たせることは悪い事ではなく、必然的な事。

当たり前なことを当たり前とできない。

大学は、勉強するために行く。
若い時は、人生に対し真面目に語り合う事は大切だよ。
自分の言動には、自分が責任を持たなければ。
ここからここまでは家庭で、ここまでが会社(学校)、ここから先は、私の時間なんて線引できない。
自分は自分。
学校だけが全てではないよ。
人は皆違う。
大学だって、仕事だって自分の意志で決める。
自分の責任で決める。
日本は民主主義の国で、個人の権利と義務は憲法で保障されている。

ところが、もっともらしく、訳の分からないことがまかり通っている。
大学なんて遊びに行くんだよ。バイトしてさ。
勉強なんて適当にして、卒業さえすればいい。
正直者は馬鹿を見る。
何だって適当にやればいいなだよ。
大人を信じては駄目だ。
一たす一は二ではない。
お金がすべてだ、お金さえあれば幸せになれる。
愛国心は、軍国主義だ。ゆえに愛国心は反動政治家がいう事。
戦争は、悪だ。戦争は軍が起こす、だから、軍をなくせば戦争は起こらない。
日本が侵略されたら家族を捨てて逃げる。それが平和を守る事だ。
国防を真剣に議論するのは軍国主義だ。
日本は、侵略的な国だ。侵略的な国は日本だけだ。
第二次世界大戦は日本だけに責任がある。
軍隊があるから戦争になる。
原爆を落とされたのは日本人が悪いからだ。

これらは、まともではない。
他の国なら、まともでない事は子供でも分かる。
前提がおかしい。論理に飛躍がある。
感情論である。悪意を感じる。

少なくとも、哲学的でも、科学的でもない。

政治的専門用語なんていらない。

当たり前なことが当たり前な事として語れないのがおかしいので。

素直のなろうよ。
人を信じようよ。
金がすべてではないさ。
まじめになろうよ。
真剣に生きようよ。
正直でなければだめだよ。
嘘をつくのはやめようよ。

当たり前な事をなぜ、語れない。
わかりやすい言葉で、わかりやすい事を国民に語り掛ける。
自分の信念に基づき、愛国心に基づいて。
なぜなら、愛国心は、政治家にとって自明、当たり前なことだから。
この国を一つにまとめる為に。

国民の生命と財産を守るのは、政治家として自明な事ですよ。
国家に主権と独立を守る為に戦うのは、政治家として自明な事。
国民の権利と義務、人権を守るのも、政治家として自明な事。
国家に忠誠を誓うのも政治家として自明な事。
法を守るのも政治家として自明な事。

愛国心も口に出せず、国防を語る事もできない政治家のほうが異常なので。
異常だから訳の分からない事しか言えなくなる。

この国の事が好きだとか、この国を愛しているとか。
口に出すのもはばかれる。
なぜですか。
この国って、どこの国の事を言っているか、わかっているのですか。
この国ですよこの国。
今、我々が、働いて、家族を養い、生活をしているこの国。
戦前の国でも、どこやらの独裁国でも、全体主義国、封建主義国でもなくて、この国。
民主主義と自由主義を国是とするこの国。

国を愛するとか、この国が好きだと言ったら、なぜ、おまえは軍国主義者か、民族主義者、国粋主義者だと、言われもなくレッテルをはられなければならないのですか。

この国は、民主主義国であり、自由主義国なのですよ。

おかしいと思いませんか。
この国には、共産主義と、軍国主義しか、思想はないのですか。

この国は、民主主義国であり、自由主義国なのですよ。

自由主義者だって、民主主義者だって、愛国心くらいありますよ。
大体、フランス人だって、アメリカ人だって、カナダ人だって、オーストラリア人だって、ロシア人だって愛国心は強い。

口に出して言いましょうよ。この国が好きだって。
この国をよくしたいって。
この国の国民の役に立ちたいって。
口に出して。この国を愛してると。

この国が好きだから。
この国を護りたいと思うのだし。
この国の平和を維持したいと思うので。

その上で、憲法とか、自衛隊の話ができるので。

この国の平和と独立が自衛隊を排除して守れると思います。
思うとしたら、その人の常識を疑りますよ。

警察があるから犯罪があるのではなく。
消防署があるから火事になるわけでもなく。
医者がいるから病気になるわけでもない。

警察をなくせば、犯罪は減るどころか増えますよ。
消防をなくせば、火事は防げない。
医者がいなくなったら病は蔓延する。

自衛隊がなくなれば日本の平和は守れなくなる。

物事の道理が失われてしまった。

いきなり靖国がどうたらこうたらとか。
違憲か、合憲かではなくて。

この国が好きかどうか。
この国を護りたいかどうか。

それから、どうやってこの国を護るのかの議論ができる。

この国が憎くて、破滅させたいなんて思っている人と最初から論外なので。