人は、働くために生きているわけではない。
生きるために働いている。
金を儲けるため生きているもではなく。
生きるために稼いでいる。
それを、間違える事が問題なのだ。
人の真価は、今ではなくて過去の経験にある。
肩書や履歴、資格、賞罰なんて並び立てても、「それが、どうした。」って。
「それが何だ。」と。
人の心を打たないけど。
過去の経験を語ると心に響くんだよね。
特に、あまり、人に話さなかった、話せなかった、辛く悲しい事はね。
大勢の人の共感、共鳴を受けるんだよ。
なぜなら、皆、悩み苦しみ、その辛さ悲しさを誰かにわかってほしいと思っているからさ。
過ぎ去ってみればね。
なんだ、つまらない、くだらない事って笑えることにね。
若い頃は、躓いて、一歩が踏み出せずに苦しんでいる。
だから、そこに、年寄りのさ。
出番がある。
嗚呼、もう駄目だと思った時からね。
本当の人生は始まるんだよ。
自分の限界が見えた時、知った時、心から助けてって。
他の人を受け入れる事ができるようにね。なれる。
でも、その時、逃げたり、内に籠ったら救いがなくなるからね。
心開いて、自分をさらけ出し。
自分の弱さも、欠点も、醜さもね。
失敗は失敗と認めるさ。
できない事も、わからない事もね。
そうしないと始まらないじゃないか。
自分の限界を認めた上で、助けてもらうさ。
そうしたら、本心から、ありがとうって、感謝する気持ちになれる。
そこから、ほんとのね、本当の人生は、始まるんだ。
片意地はったって、一人でがんばたって、無理な事は無理。
できない事はできない。
肩の力抜いてね。
話するさ。
自分一人では生きていけないんだからね。
七転び八起き。
何度でも、何度でも、立ち上がって、立ち向かっていけばいいよ。
はじめからうまくやれる人はいないよ。
最初は、皆、素人さ。
経験がないって、経験のなさを問題にされたら、手も足も出ない。
経験不足は、経験させなければ補えない。
大切なのは挑戦しようとする勇気。
最初の一歩を踏み出すことさ。
その事をさ、誰かが、若者たちに伝えていかないと。
肩書だの、経歴だの、賞罰なんて、人生の轍、足跡に過ぎない。
大切なのは、自分がいかに生きてきて、何に、誇りを感じているかにある。
今の経済の、一番の問題は、働く者、一人ひとりの生きざまを無視して、金儲けにはしる事だ。
だから、定年を迎えた時、年老いた時、なぜと問うことができない。
なぜと問う事を恐れる。
経済は、人が生きるための活動。
生きざまにあって。
金儲けではない。
その点を間違うと、経済は、本来の意義を失い。
虚しくなる。
だから、今の経済は、空疎なのである。
もう一度、勇気をだして、なぜと自分に問うてみよう。
自分を生かすために。
それこそが、経済を活性化させる力。
皆が、諦める前に。