人類が滅亡するか、しないかを、決めるのは、人間であって、神ではない。
神は、人が善しとした事を善しとしているだけだ。
神は平らな鏡である。
何が善で、何が悪かは、自分の行いが決める。

無論、自分の行いだけで総てが定まるわけではない。
恵まれた環境に生まれ、なに不自由ない一生を送る人もいれば。
悲惨な境遇に生まれ、貧しい一生を送る人もいる。

それでも、人の事は人へ。神のものは神へ。
人の世の問題は人が解決するしかない。
神を呪ったところで何一つ解決はしない。

神は、人の善しとしたことを善しとしているにすぎない。
人が、滅びる事を善しとするならば、滅びるも善しと。

人は一人では生きていけないのが定め。
人は、生病老死が定め。
人は生まれ、病み、老いて、死んでいく。
生まれた時は、親の庇護により、老いたらこの介護がなければ生きられぬ。

人は助け合わなけれな生きていけない。
人は愛し合わないと、種を保てない。
人はいつくしみあわないと、救われない。
人は慰め合わないと癒されない。人
はいたわり合わないと楽にならなう。
人は信じあわないと安心できない。

だとすれば、助け合い、愛し合い、慈しみあい、慰め合い、労わり合い、信じあう事こそ神が望むところに相違あるまい。

なぜなら、神の祝福によって人はこの世に生を受けたのだから。