日本も侵略されていたんで。
日本は一方的に侵略していたように言われるし、日本人もそう思い込まされている。
しかし、日本も、侵略されていたのです。
この事は、国防を考えるうえで忘れてはならない。
中国だって、アメリカだって、ロシアだって、フランスだって、侵略されていたかもしれないが、侵略もしていたので。
日本は、島国だから、侵略された事が少ない。
しかし、大陸国家である中国、アメリカ、ロシアは、過去、絶え間なく侵略していたし、侵略されてもきたのです。
明治政府が成立しなかったら、日本は、イギリスと、フランス、ロシアに三分割されていたかもしれない。
それが現実なのですよ。
日本だけが侵略国で悪だなんて。
ロシアが、ウクライナに侵攻したこれも事実、別に、映画やドラマの作り話ではない。
現時点、停戦するとなると、ウクライナとって、仮に、日本が侵攻されて北海道を占領された状態で、北海道を諦めろというようなものなんですよ。
それが可能かどうか。それが国防を現実の問題としてとらえるという事で。
台湾だって中国にとっては内政問題でしかない。
他人事では済まされないんです。
国防は、現実であって、理想でも、仮想現実でもない。
要するに憲法の前文を要約すると、日本は、良識あるロシア、北朝鮮、中国、アメリカ、韓国を信じて、侵略国である日本は武装放棄するという事ですよ。
国を護るという視点が欠落している。
「どうやって国を護るのか」と問われた時、「中国や北朝鮮、ロシアの良識を信じるしかないでしょう」と。
政治家も、マスコミも真面目に言っているのですよ。
だから、何の覚悟もできない。
徳島白菊隊は。最高速度百八十キロ/時。沖縄まで五時間。
ゼロ戦五百三十キロ/時、沖縄まで二時間。
夜間海上十五メートルの低空飛行を。
二十歳前後の若者たちが。
これこそが現実であり、事実なので。
彼らの覚悟がこの国を護ったのも事実なのですよ。
それを忘れたら日本の国防なんて成り立たない。
中国で、日本人の子供が殺された。
この事実にどう向き合うか、国防とは、そういう事ですよ。
最初は出会いだよ。
人と人の出会いが、ドラマの始まりですよ。
三国志だって。
西遊記だって。
キングダムだって。
坂本龍馬だって。
高杉晋作だって。
豊臣秀吉だって。
最初は仲間づくりから始まるんだ。
「おい、一緒にやらないか。」
「おい、一緒に生きていかないか。」ってさ。
「この指とまれ」でね。
創業はね。
創業の仲間を募るのさ。
仲間づくりだよ。
結局、最後はね。
「一緒に戦おう。」
「一緒に、死のう」と。
特攻隊も、突き詰めると戦友の為に突っ込んでいったのかも。
徳島白菊隊は。
最高速度百八十キロ/時。沖縄まで五時間。
ゼロ戦五百三十キロ/時、沖縄まで二時間。
夜、暗闇の中、月明かりと満天の星空を彼らはあの小さな飛行機を操縦して五時間。
短い時間ではないよ。
二十歳前後の若者たちが何を考え、何のために、飛んで行ったのか。
何を思い。
国の為とか、大義の為と口にするけど。
本音は、一緒に死んでいく仲間がいるから。
一人ではないから。
仲間の為に死んでいく。
後に続く仲間がいる事を信じて。
そうではなかったのか。
今の日本人にはその仲間意識が失せた。
だから根無し草になり。
居場所もなく。
あてもなく、拠り所もなく漂う。
芯がない。
生きようとしても生きられないと悟った時、一緒に死んでくれる仲間がいる。
それしかよりどころがない。
だからこそ、自分は逃げる事を考えなかったのでは。
ただ、心の底では仲間に対しては、「俺は行くけど、お前は、逃げてもいいんだよ」と。
仲間とはそういうものだと俺は思う。
だから特攻を命じた者が俺は許せないのだ。
生きる。生きる為に戦うので、生かすために戦わせるので。
一緒に生きていこうと言えないリーダーは、既に、リーダーではない。
いかに生き抜くかを教える。
戦うしか生きられないと思うから、戦うのだ。
創業はね。
出会いから始まる。
人生、意気に感じるさ。
どんな時にも、何があっても行動を共にしよう。
一緒に生きていこうと誓った時、事業は始まるし、夫婦も生まれる。
だから最初は誓。
こいつらの為に生きていくんだ。
一緒に生きていくんだと誓った時。
一人ではできないと気付いた時。
お前が必要なんだと。
誓え。