目的なんてさ。
そうしなければ困る事を考えればはっきりするさ。
利益を上げる目的は何か。
利益を上げなければ困るから。
じゃあ、なぜ、利益を上げないと困るの。
利益を上げないと資金調達に困るから。
事業の展望が立たなくて、困るから。
だとしたら、資金を調達し、将来の発展の保証する事が利益を上げる目的。
なぜ予算を立てるの。
予算がなければ困ることある。
予算がないと困るのは誰か。
それを考えたら、予算を立てる目的もわかるさ。
困ればやるさ。
だから、困らせればやるさ。
ただ、困るのは。
困らない奴さ。
例えば、なぜ、仕事をするの。
仕事をしないと、何が困る。
生活が出来なくなるから。
だとしたら、生活ができるようにするのが、仕事の目的。
ところが、仕事をしなくても生活ができる人。
生活できると思っている人は困らない。
困らないから、働こうとしない。
そういう人が一番困る。
本来困るはずの人が困らない。
それが問題なので。
どうやって、困らせようか。
困る事を自覚させようかと画策するしかない。
会社を辞めたって困らないと思っている人は、簡単に辞める。
今の仕事を辞めたら困ると言う事になれば、安易に辞めたりはしない。
何に、お互い困っていて。
どうしたら、困っている事を解決できるかを、共同で助け得あって解決しようとするから、会社も、組織も成り立つので。
私は、なにも困っていない。
一人で生きていけると言われたら、身も蓋もない。
部門の責任者が、予算がなくても困らないとしたら、それが困る事なのだ。
なぜなら、部門の責任者は、部門予算、目標を達成する事に責任を負っている。
つまり、部門の責任者が予算がなくて困らないのは、最初から、責任感が欠如している事を意味しているから。
部門の責任者が、自分の責任を果たそうとしたら、責任が持てる様、部門予算を責任を持って必死に立てようとするはず。
そうしないと、自分が、責任者として困るからだ。これは、人間性の問題だ。
支店長は、予算がなければ、支店がまとめられない。
それで困れば、言われなくても支店の予算を立てようとする。
資金繰りを担当する者は、予算がなければ、金曜機関と交渉する事はできないし。
売上や、経費節減を実行する事はできない。
予算がなければ、給料を上げる決断もできない。
各部門の席に者は、責任を持って予算を作らなければ、社員全員が困る事になる。
問題は、予算がなくても困らないと思っている事。
それが一番困る。
会社の経営に関して、社長だけが責任を負っているわけではない。
だから、迷惑をかけなければ何をしてもいいと言う躾けは困る。
親に迷惑をかけない子はいない。
子に迷惑をかけない親もいない。
お互いに、迷惑をかけている事を自覚し、互いを思いやり、感謝する事が肝心なのだ。