十月はスタート月だから、初期設定、体制作りに専念する。
仕事は三回通しで経験しないと覚えないとされた。
だから、基本は三ヶ月、経理のような年間周期の仕事は、完全にものにするのに三年かかると。

最初に予算を見直しして実施計画を立てる。
大体、予算ん立てた時事情が違ってくるのが一般だから。
例えば、流行り廃りがある。

計画も予算も、計画や予算を立てた時と実施する時では、環境、状況、条件が変わってくるから、実施する前に見なしをするのは当たり前。
注意しておくけど、見直しと変更は、違う。みなしする事、即、変更ではない。見直しした結果、変更する必要がなければ、変更せずも見直し。

大体、スタート月に結果は出ないから、結果を追っかけてもあまり意味がない。
それよりも体制を作り、スタートに備えるのがスタート月。

人員、役割分担も人が変定常的にやる仕事を洗い出して、改めて、役割を分担する。
ただ、その前に顔あわせ、自己紹介から始めるのが通例。

担当というのは、誰と相談して決めるか。後、連絡役。
一人だと相互牽制が効かなくなる。

大概の仕事は、やればでわかる。やらなければわからない。
故に、頭で考えるのではなく、とりあえず最初は言われたとおりにやってみる事だ。

野球やゲームも口でルールを説明しただけでできるようになるわけではない。
とにかくやる事で。やる前から不平や愚痴を言うのは、やる前から、言い訳をしていることで。
卑怯、卑劣と侮られるし、部下からも舐められる。
逆効果。

後手後手に回るのは、最初の設定がされていないからで。
何でも、初日、二日目、三日目が重要と言われた。
初日に、自分の考え、方針を伝え。
二日目に体制を整え、三日目に着手する。

営業の役割、担当と考えられるのは。
キャンペーン、コンテスト、販売計画、販売店、事務、年間計画の各担当を置く。
後定例で備えるのは、定例会。
部内の定例会。部内以外にの社内の定例会。社外の定例会。
この御稜威の会議を設定すれば。マンスリーの大枠ができる。
デイリー、ウイクリー、マンスリー(支店長会議。経営会議など)、イアリー(販売店理事会等)の形を定例会、定例の打合せでつくり事務方に管理させる。
キャンペーン、コンテスト、販売計画、販売店、事務、年間計画の各担当を置く。

役割は、相手があって成り立つので、センターと現場は表裏、鏡像、対象関係にあると言っていい。

だから、センターに担当をおいたら現場にも置く。
ただ、現場手が足らない時は兼務するのも仕方がない。
気を付けてほしいのはこの場合の担当は、相談相手であり、連絡役。
あまり負担を多くしない。
実際にやるとなったら、別途仕事に応じて担当を割り振る。

PLAN DO SEEでかけているのは準備。だから準備という発想が抜ける。

担当を決める時、サブと事務と雑用係は早く決めろと指導された。
サブは、相談相手。仕事は、なんでも、一人ではできないから、一人相談相手を決め、なんでも相談しながら決めればいいよと。
そういう人間を一人、身内(チーム内)に置く。
これは、一人では相互牽制がきかない。
言い換えると、自分で自分の暴走は止められない。
自分で自分を改めるのは難しい。
一人では起動、始動、着手できない。

ハッキリ言って僕は一番怖いのは自分だと思ってきた。
やりすぎや、不足は自分ではわからない。

だから自制するのにも限界がある。
牽制役が必要なのである。
牽制役といっても逆らったり批判するという事ではない。
要は自分の鏡になる人。

サブを相談役にするのは、なんでも、相談して決める事で、自分と同じレベルで仕事に精通してる人間を一人作っておくという事でもある。
つまり、いつでも自分に変わって指揮がとれる人間を自分の脇に置く。
その事で、自分に何かあっても、留守しても、組織が中断しない。空白を生まないようにする。
それがサブの重要な役割でもある。

事務方と言うのは日々の日程の管理や手続き、文書情報管理、会議打ち合わせの準備、来客の世話など裏方の仕事。
これも、目立たない所だけど仕事の流れを整える重要な仕事。
事務方との連携が取れないとチームは支えられない。
リーダーが表なら、事務は裏。
その事を理解しないリーダーはチームを管理できない。
なぜなら、事務は管理だから。

なぜ雑用係を早く決めるのかというと雑用は、鬱陶しい、面倒くさい、煩わしい事だからである。
そして、一番間違えを犯しやすいのはリーダーだという事。
なぜなら、リーダーには決定権がある。つまり決める回数、頻度が圧倒的多く、影響が及ぶ範囲が多きい。
だから、間違いを犯す確率が当然大きい。
また。リーダーがケアレスミスを起こした時のダメージが大きい。
リーダーのメンタルに与えるダメージは他のメンバーに比べて大きい。
なぜなら、リーダーは責任者であり、責任感が強いから。それが、単純ミスであればるほどダメージが大きくなるジ自分が運転している時に事故した時のダメージと他の人が自己した時のダメージを考えればわかる。
他人が犯した事故は客観的に見れるが、自分が事故した場合は、しばらくは平静ではいられない。
リーダーはどんな状況でもクールな判断をすることが求められる。
事故で冷静さを失うと冷静な判断を求められたときに、些細な事で冷静さを失う事は許されない。
親の死に目にも会えない覚悟しろと言われたもの。情報通信技術が発達した今日それほどでもないけど。
それと、リーダーは、雑事は忘れる。リーダーは集中的に処理する事が多い。
そうすると、どうでもいい、細かい事は忘れる。
しかし大事は小事から破綻する。だから雑用係が大切なので。
裏返すと小事に囚われると大事を忘れる。集中できなくなる。
いっぺんに二つの事はできない。
自分ができるからと言って任せられないと細かいことに囚われて大事を誤る。
だから小事を任せられる担当が必要。
鬱陶しい、煩わしい、面倒くさい事を引き受けてくれるのだから大切にしないと足元を掬われることになる。
また、つまらないミスを続け、しかも、他の人に任せられないと部下の信認を失い、指示命令に従わなくなる。
俗にいう、舐められるという事である。

若い子に雑用係をさせるのはそれなりの意味がある。
一番大きのは仕事を覚えさせる。
責任の重い仕事はいきなり任せられないが。雑用をしながら物事の軽重、段取りを覚えさせる。
もう一つは、雑用の重要性や意義を学ばせ仕事をなめないようにする。

トップの盾になって、トップが詰まらない事で謝らない事がないように、トップをガードするのも雑用係。

要は担当と言うのは、自分のバックや死角を護る役でもある。

担当置く重要な事の一つは、覚えきれないという事もある。
記憶できるうちはいいが、覚えられなくなった時、一気に破綻するから怖いのである。
自分が一杯いっぱいになる前、余裕があるうちに担当を置くことである。

もうだめだと思った瞬間に潰れる。

方針と実際にやっている事のミスマッチをチェックする。
例えば、総てを刷新するという方針なのに、実施計画や予算が、これまでの資料、やり方と変わらなければ、何も変わらない。
古い資料の焼き直し、上書きをしているうちは何も変わらない。
刷新されない。これなど典型的ミスマッチで。
だから根拠が重要となる。根拠とは元となるデータでであり、やり方である。
これを、正すためには、プロセス、過程から修正する必要がある。
先ずどのような構想、考えで、どのような資料に基づいて、どのように算出したか。
方針として刷新せよと決められたら、考え方から改める必要がある。
営業であれば、今までに商品構成でいいか、見直す必要があるなら、その視点で、商品を改めてみなす。
その上で、踏襲すべき点と改めるべき部分を切り分ける。
その場合、人を変える事も考慮する。
この業界で長く同じことをやっている人はどうしても保守的になる。
刷新する時は分析したり、企画する人を変える事、つまり担当を変える事も考慮する。
だから担当なので、部門長は自分が仕事をすることを考えるべきではない。
おらがおらがとなったら、リーダーの限界がそのまま組織の限界になる。
早い話、監督がすべての役を担おうとしたら野球はできなくなる。

他の業界から来た若い人に分析させ企画させるから刷新できる。
今までの見方、やり方が悪いというのなら、今までの見方、やり方から変えないと変わらない。
方針は掛け声で終わる。

行動を変えない限り、何も変わらない。

まず、客観的事実に基づいってプロセスを追求する。
それが追跡可能性である。
そうすれば問題点、改善点が見つけられ、解決につながる。
後はすべて感情論である。ビジネスではない。

よく先輩たちに言われたよ。
自分を変えたかったら行動を変えろと。
行動を変えないと何も変わらない。

まじめに生きたいというのなら、生活態度を改めろ。
生活態度を改めないと、荒んだ性格は治らないよと。

渡部昇一が勉強と言うのはいい習慣を身に着ける事だと言った。
剣道でないが大切かと言うと姿勢で、だから、剣道は美学なのだ。

おねえ言葉を使っていると心までおねえになる。
お姉が悪いというのではないよ。自分が何を望んでいるかだ。
言葉遣いを変えれば心も変わるという事さ。

ヤクザな言葉を使えば、ヤクザな気持ちになっていく。

口の利き方に気をつけろ。
汚い言葉遣いは、心まで卑しくする。

だから、身だしなみ、清潔感を。
ファッションは、最初の思想表現。

行動を変えない限り、何も変わらないし。
行動を変えれば意図せず心も変わってしまう。

形から入れ、形を変えろ。

社長が、職場は仕事をする場だというのは正論で、仕事優先で考えるのが職場の鉄則である。
仕事優先と言うのは、休んだ人間がいれば、理由いかんにかかわらず、その日の作業は組み替えなければならないという事。
休んでも、影響が出なければ、その人はチームワークをしていないという事。
休んだ人間の為に仕事を止める事は許されない。
休む時はそれが前提。
自分が休めば、みんなに迷惑がかかる。
無理をしろと言っているのではない。
自覚しろと言っている。
休む時は休んでいいが、その時は自分が休んでも仕事に支障がないようにあらかじめ手配しておく。
急な時のために自分に代わる人を準備しておく。それが常識。
それが仕事優先という事。
リーダーは情に流されてはならない。
リーダーは、仕事だという事を部下に知らしめる。
当たり前なこと。
だから、ビジネスライクに、事務的に処理をする。
休んだ人間がやる事になっていた仕事を洗い出し、他の人間に振り分ける。
長期にわたる場合や重要な問題が生じる場合は担当から外す。
情実を入れる必要もないし、入れたら仕事に支障をきたす。
仕事に支障をきたしたら全体に毒が回る。
それがビジネス。