この歳になって気が付くという事がある。
この立場になって気が付くことがあるんだよ。
僕らは、口の利き方や、話の持っていき方から躾けられたんだけど。
僕だって若い頃はそんなのどうでもいいじゃないと反発したし、言ってることが正しければ、それで通ると思ていたけど。
実際は、そんなに簡単な話ではないと。
口の利き方や、話の持って生き方次第では、通る事もとらなくなる。
そこがわかれば、やりようもあるし、改めようもある。
その事に気が付くまでいい加減、年がかかったさ。
でも、それがわかれば、少し賢くなるんだよ。

劣等感は、必ずしも悪いものではない。
劣等感を闘志に変えれば、劣等感は、猛烈な向上心になる。
ただ、劣等感に負けたら話は別だ。劣等感は何もいいところがなくなる。
だいたい、自虐的だし、破滅的だよ。

劣等感に負けるのではなくて、楽しむくらいでないとね。

だって、つまんないじゃあないか。どんなに頑張っても、どうにもならない事ってあるさ。
そんな事に引っかかてさ、自分の人生、惨めにしても。面白くもなんともない。
負けん気が強いのはいいけど、何でもかんでも、自分のほうがなんて突っ張っていたら、かえって惨めになるだけさ。

負けん気の強い奴は、かえって劣等感に悩まされやすい。
劣等感と同じで、負けん気ない奴は駄目だけど、負けん気に負けたらだめさ。
俺も子供の頃負けん気が強すぎて、人から学んだり、協調する事が苦手で苦労した。
自分の欠点や短所、弱みをね、自覚できなかったら、自分を生かせない。
そんな事もこの歳になって気が付いた。
確かに、孔子が言うように六十にして耳に順うだよね。

すべてが劣っているわけではないし。
全てに勝っているわけがない。
何でもかんでもできるやつはそれが欠点だし。
美人には美人の悩みがある。
人は神にはなれない。

自分より優れた人と出会えたら、素敵な事、幸せな事じゃあないか。
そう素直に思えたらね。
良き友、良き師、良きライバルに会えたと思えばいいさ。
でも、むらむらと負けん気がね起こる(笑)

慌てては通る事も通らなくならからね。
まず、正式に指示、命令、上申の仕方を覚える事だよ。
今の人は、公式、非公式の区分が曖昧な気がする。
自分は、指示したつもり、上申したつもりでも、相手は正式の者と受けたらない可能性が高い。
話の話程度でしか捉えていない場合が多い。
立ち話したくらいでは、相手は正式に受けないからね。
話を通すためには、話の持って行き方、手順段取り、筋をね通す。
話を通すとすためには自分の味方をつくらないと。
最大の味方を、最大の敵にしては駄目だよ。
今のままだとことごとく話が通らなくてストレス溜まるよ。
作戦を立てないと。まとも過ぎるよ。

自分の報告書を読んでどう思う。
相手の立場で、読んでみて理解できると思う。
報告書には、相手がいるからね、自分の言いたいこと言うだけでは、自分の真意は伝えられないよ。

最初はこれでいいよ。
これくらいの時に話を起こさないとね。
なんだって、最初は、モヤとしてるものさ。
そこで、一旦、簡単に整理すればいいから。
最初、モヤとしたもの出すの嫌かもね。
自分がさらけ出されるから。
でも後、ものすごく楽になるからね。
負ける事も、覚えるさ。負けて悔しい思いするのも大切さ。
カラオケをテープにとられて後で聞かされるのと同じさ。
でも上達するためにはね。プロだからさ。