万物は太極から分かれる。
一が二となり、陰と陽を生む。
陰は収入,陽は支出。
陰は分かれて陰々と陰陽となる。
陰々は総資本、陰陽は収益となる。
要は分かれて陽陰と陽陽となる。
陽陰は資産で陽陽は費用。
貸方が陰で、借方が陽。
総資本は、陰で、総資産は陽。
収入は陰で、支出は陽。
収益、負債、資本は陰で資産、費用は陽。
利益は陰徳である。
費用は分配の要。
収益は虚しい。
収益を得ても、使わないと目的は達成できない。
利益は陰徳である。
経済の実体は資産と費用にあり、借金と収益は虚構である。
負債、資本、収益は、名目的価値を表し、資産と費用は、実体的価値を表す。
名目的価値は貨幣的価値であり、実体的価値は、物的価値を言う。
貨幣、すなわち、「お金」は、陰であり、物や人は、陽である。
お金は使う事で、効用を発揮する。
使わねば虚しい。
お金は天下の回り物。
お金は循環する事で効力発揮する。
入りは陰、
出は陽。
入りと出を繰り返して時は刻まれる。
陰陽の本は一つ。
入れば出。
出れば入る。
出す者、受ける者はいてもお金は一。
売り手の対極に買い手がいて。
買い手がいなければ売りてはいない。
売り買いの総和はゼロ。
取引の総和はゼロ。
取引は一。
売り手は金を受けて陰。
物出して陽。
買い手は、金を出して陽。
物を受けて陰。
貸手の裏に借手がいて、借手の表に貸手がいる。
お金の流れる方向の垂直方向に同量の債権と債務が生じる。
お金は支払を準備し、生産は消費を準備する。
生産は消費を期待する。
生産は陰で消費は陰。
消費と生産は表と裏。
お金の表と裏を表す。
易では、是非善悪を問題するのではなく。
どう対処するかを問うているのである。
答えは自分で出す。
豊かさは、お金を支払う時に感じる。
消費こそ目的。
世界の本源は太極にある。