頭だけで考えるのではなく。
全身を使って考える。
手を使って考える。(書く。スイッチを入れる。切るなど。)
目で見て考える。(目視。読むなど。)
脚を使って考える。(行く、蹴る等。)
口を使って考える。(味をみる。話をする。)
触って考える。(熱があるないか等。)
聞いて考える。(話を聞く。音を聞く等。)
頭で考えられるのはほんの一部。
頭、例えば、記憶や知識、経験だけを頼っていたら、まとめようがない。
頭が悪いという人の多くは、頭だけを頼っている。
自分の頭の良さを過信している。
頭が回らない原因の多くは自分の怠慢だ。
自分の怠慢を他人の性にしない。
記録もとらずに、覚えきれると思っているから、馬鹿になる。
頭は、外部からの情報がなければ、更新できず。
考えが煮詰まったしまう。
記憶は、過去の出来事に基づいているのだから。

文書というのは、ワークシート、作業場を意味するので、文書を書くのが目的ではなくて、文章を書くことで、考えを整理するとともに、構想を練るのが目的。
頭の中だけで考えていても、目的は達成できない。
何も生産できないから。
目に見えないのである。
「口で言われても、わからないから、紙に書いてきてくれ。」といのが始まり。
ヘッダーにも意味がある。日付も安易に考えない。
日付にも、作成日、起案日、提出日、受付日、決済日、承認日、通知日、発効日、実施日など、一様ではなく。公的な日付は、法的にも重要な意味がある。だから、日付印などがある。
また、署名項目にも、責任者、担当者、事務、受付、決裁者、承認者、起案者、承認者、関係者、作成者等があるが、なるべく、作成日、作成者という項目は使わない。
なぜなら、作成者、作成日というのは、私的の意味合いが強く。文書作成にのみ責任を負うという事を意味しかない。
つまり、責任の所在が明らかでなく。前後の作業が曖昧になるから。
以前は、この点も確認したものである。
この様な事を通じて、実際の仕事を展開する。

手書きのメモをつけて、それを、ワープロで清書し。
その後、項目ごとに整理する。
記帳、仕訳け、集計、精算と何度でも書き換える。
何度も書き換える事で、内容を自分のものにし、仕事にしていく。
写メやコピーは、かえって怖い。
やった気になり、忘れるからである。

プログラムの勉強の一つに写経がある。
要は、手本のプログラムをそのまま書き写すのである。
それが効果的な学習方法である。

正式な手続きで決められた事、指示は、許可なく、上書きしてはいけない。言い換えてはいけない、追加も、削除もしてはならない。
上書きというのは、例えば、一度決まった事の上に、違う、文を上書きする事。
上書きは、言い換えに相当する。
また、追加も、削除もしてはならない。
この様な行為は、会議や、決定の効力、信用をなくすから。

野球が成り立つためには、選手全員が野球の基本的なルールを身につけている事が前提。
一人でも、ルールがわからない者がいたら、試合は成り立たなくなる。
こんなこと、小学生でも理解できる。
会社も同じ。会社、組織の基本的ルールを身につけていないと組織は成り立たなくなる。
会社は、チームワークなのである。
歳を取ってから野球の基本を主学生から教わるのは恥かしくてできない。
同じように、組織の基本的ルールを年を立ってから学ぶのは、恐ろしき難しい。
だから、なるべく、若い頃に、素直に身につけるように。
ただ、今の学校では、正反対のことを教育しているから、この点は注意しよう。

物理学の師、言わく。
物理とは、物事を、単純で、簡単、分かり易い事に置き換える事だ。
だが、似非科学者は、単純な事を複雑にし、簡単な事を難解な事にし、分かり易い事をわかりにくくする。

これは、仕事も同じ。
事業や構想、計画を、単純明快、簡単で、誰にでもわかる行為、作業に置き換え、指示する事から始まる。

抽象的で、曖昧な事、無形な事を、具体的で、明確にして、かたいある事に置き換える。
わかった。わかりましたでは、確認お仕様がない。
指示されたことを紙に書いて、見せろと言えば、一目瞭然、相手がどの程度、理解しているかがわかる。
また、間違っている個所を特定し、修正する事もできる。
メモつけたか。メモを見せろと言うだけで、確認にできる。

単純、明快、分かり易い事を、単純、明快、分かり易いからと言って馬鹿にしてやらない者が一番困る。
だから、組織が、強圧的になるのである。
素直になろう。

仕事は、チームでする。
だから、誰にでもわかって、簡単に、単純にできる事でないと、組織的な仕事にはならない。
特殊な、技能や知識、理解力がないとできない仕事は、仕事としては成り立ちにくい。
何万という人間を、組織的に運用しなければならない軍隊は、全員が理解できる、例えば、集合、整列、進め、止まれ、撃てと言った単純で、簡単、明快な指示命令によって動かされる。

簡単、単純、誰にでもわかることを指示されたと言って、カッカしてたら、いつまでたっても、仕事はできないし、覚えられなし。

仕事を目に見える様にしろ。
要は、仕事しているところが目に浮かぶようにしろという事。
一目見てわかるようにする。
基本は誤差と照合だ。