何というか。
なぜなんだろうね。

最初曖昧にしてしまうと、後で収拾つかなくなるよ。
何事も最初が肝心さ。
最初にきちんと話を詰めておかないとな。
言った言わないとはじまって、結局、訳が分からなくなる。

厭な話程、最初に、詰めておけよ。
特に、金の貸し借りはな。いい加減にしていると友達を失うよ。

昔は、麻雀の敗けを出世払いなんて言ってた奴がいるけど。
親父は、賭け事の貸し借りはご法度だよといつも言っていた。
借りた側は、甘く考えていても、貸した側は、決して忘れないからな。
大切なものを、終いには失うよ。金には綺麗でいないとな。
例え、親子兄弟でもね。

予定は、予め定めておくから予定というんだからね。
結果が出てから伝えても予定とは言わない。事前に、相手に予定を伝えてあれば変更できるけど、相手が予定を知らなければ、変更すると言われても何を言っているか理解できない。
相手にしてみれば自己都合に過ぎないのさ。自分だけしか知らない予定なんて、予定にはならないからな。何も決まっていないのと同じ。
チームというのは、一人ではできないから作るんだからね。
自分にできない事を任せるのだから、相手が、仕事が出来るように最初にセッティングするのは、マネージャーの仕事だからね。
自分ひとり分かっていてもチームのメンバーは、何もできない。
予定が知らされていないメンバーが仕事をやらないといって叱るのは、筋が違うよ。
仕事の初めにきっちりと予定や段取りを詰めておく。
仕事のはじめを曖昧にしておくのは無責任の極みだ。
皆が仕事ができるような環境を整えるのは、マネージャーの一番の仕事だという事を忘れないでほしいね。

いい加減な上司というのは、詰めを曖昧にするんだよ。
信頼して任せるとか言ってね。
詰めを甘くすれば、さも、自分の責任を果たしているように見え。
相手を、尊重しているように振舞えるからな。
だけど、細かい詰めで迷うし、任されても、自分の一存で決められない。
文句を言われるの細かい事だからね。
文句を言われた時は、部下の責任にして、上手くいったら自分の手柄にする。
それで、詰めを甘くしておく。部下からすれば、一見いい上司に思えるけどね。物わかりのいい。
物わかりがいいんじゃなくて、いい加減なだけさ。
詰めは厳しく。特に、細かい事でどうでもいいような事はなるべく自分で決める。
いざとなると、どうでもいいような、細かい事が決められなくなるんだから。後で聞くのが厄介で面倒になる。だけど、後々。文句を言われるのは、どうでもいいような細かい事さ。だから、わからなくなったら聞くに限る。
一つひとつ確認をして、決められなければ決めてやる。それが、部下を守ることだと、親父によく言われたな。
最初と最後、ちゃんと締めておけよ。

上司に決めてほしければ、上司が決められるように準備するのが、部下の役割。
上司と部下は、持ちつ持たれつの関係なんだからな。

なんだかな。
できないようにしておいて。できない。できないと言っても始まらないのにね。
失敗したい、失敗したとやっているように見えるってさ。
成功したいなら、少しでもいいから可能性に欠ける事だよね。
勝という信念がなければ、強敵には勝てないよ。
やる前から結果は出ているよ。
やる気がないなら最初から何もしない事だよ。
勝てる気がしないなら勝負なんてするな。