○○の提案には、二つの、目的がある。
一つは、体験を通じて一人の人間の成長を記録したい。
それによって価値の創造と感動を伝えたいという目的。
もう一つは、トップのファンを増やして、それによって会社のイメージアップを図り、販路を拡大する。
この二点で、当初は、前者の考えが強く、だから、一人というのを誰と特定していなかった。
〇〇も、最初は、複数の人を想定していたと。
ところが、社長と話しているうちに後者に主旨のウェイトが移っていたんだと思う。
だから、今の主旨はトップの体験を通じて価値の創造とその喜びを発信して会社のファンを増やし、企業アッピールをする。
つまり、トップを通じて企業アピールをするという事。
これは、トヨタとか、アパホテル、アップル、ピップエレキバン、本田などがとった戦略でもあるけれど。
そうなると、主意書や提案書では、トップを前面に出さないと、成立しなくなる。
そうなると、〇ちゃんのとか✕✕のと言った社長を前面に出した構成になる。
また、企業イメージをトップを前面に出す事によって会社のポリシーが社会に浸透する。
その事によるリスクがあるから、○○一人では手に負えなくなるからね。
それから、トップを前面に出すという事を〇〇が、言えなければ、他の人に相談できなくなるけど。
はやい時期から、周囲の人間に相談しないと、一人でリスクをしょい込むことになる。
ネーミングもトップのキャラを前面に出したものになる。
目的は、トップのキャラを通じて、企業アピールをするという事だからね。
トップの個性を理解していないと、企画書もできないからね。
複数、不特定多数を対象とするのと、特定の個人を主役にするのとでは、目的も、主旨も、構成も、効果も全くちがうものになるからね。
その点に注意するようにね。
テレビやユーチューブでも、冠番組とそうでない番組は違うから。
個人を中心にするといい意味で見悪い意味でも、その人の個性が前面に出る。
コンセプトが重要になるし、変わる。
トップを主役にすると、CIコーポレートアイデンティティーになる。
悪いと言ってんではなく、この点を正し栗化してないと、重大な過ちを起す事になる。
気をつけてほしいのは、主旨とか、目的、コンセプトが重要かというと、本来の意図とやってることの整合性がなくなるから。
この辺は、俺たちの世代がいい加減な指導をしたから、間違ってつたわっている危険性がある。
企画というのは、焦点をどこに置くかで主旨、目的、構成、効果、コンセプトも変わってくることに注意してほしい。
だから、最初に、主旨、目的、構成、効果、コンセプトをしっかり作ったうえで焦点を定めないと、当初の趣旨とブレが生じ、意図しない結果になる事が多い。
どこに焦点を合わせるか。
第一に、企画そのもの。
第二に、考え方や、理念。
第三に、物や場所と言った、対象。
第四に、人。
企画そのものに、焦点を合わせると、一発狙い、単発で終わる場合が多い。
ちなみに企画というのは戦術レベルの話だと言う事。
ただ、、単発でも、ヒットが続く事があるが、その場合は、バックヤードが重要となってくる。
考え方、理念に基づくと穀化が持続するのと大規模な企画い㋐組織を制御(コントロール)できるようになる。
社是や政策、戦略がこれにあたる。
ただ、考え方や理念となるとまず、考え方や理念を構築する必要があり、それなりの見識と技術が求められるうえ、浸透させるのに時間がかかる。
物や場所に焦点を合わせる利点は、第一に分かり易く、構成がしやすいいという事。
ただ、物や場所に囚われて、範囲が限定的となる。
人に焦点を当てるといのは、分かり易く、構成がしやすいという利点がある。
人の個性や、キャラに依存していると言う点である。
スター、英雄を作れといこととで常套手段でもある。
また、劇的な効果をもたらすことがあるが、それだけ副作用も多い。
必ずしも実像と同じわけではない。
実像とはかけ離れたイメージが独り歩きする事がある。
また、一度、ついたイメージは、拭い去るのが難しい。
有名になるとそのギャップに悩むことが多い。
ユーチューブは、不特定多数を対象としているため、想定外に拡散する事によるリスクも考慮する必要がある。
人の焦点を置くと言うのは、注目を個人に集める。注目させる。
その為、焦点になった人のプライバシーがも守りにくい。
トップに焦点を合わせた時の、副作用とは、個人崇拝を招きやすい。
特に、組織のトップに焦点を合わせると、カリスマ性が生じ、ワンマン、独裁体制を招きやすい。
プーチン、習近平、トランプなどが好例。
カリスマ性というのはその人自身が持たせるのではなく、周囲の人が作り上げる。
特に意図せず、カリスマにしていしまう事がある。
ひいきとか、熱狂的ファンがその例である。
人に焦点を置くと言う戦略は、即効性があり、劇的な効果を表すことがあるが劇薬であることも忘れないように。
〇〇の企画は、最初は、考えや理念に焦点を置いていたのが社長と話しているうちに人に焦点が移ってきたように思われる。
個性を十分に考慮して、本旨や目的、構成を考えるようにする事。
企画ものというのは、一発狙いになるため、際物が多くなる。
つまり話題性を狙う事で、現在、社会問題となっているものが好例である。
物や場所というのは、例えば、アイフォンとか、富士とか、伊豆箱根といた例である。
人に焦点を当て企画、広告ではあるが、トヨタなどが今展開しているのが好例。
トヨタは、社長に焦点を当てた戦略を展開している。
人名を頭に冠している番組は、人に焦点を当てていると言っていい。
ただ、トップにフォーカスを当てると言うのは珍しい。スティーブジョブスなどが最近では。
ただ、かなり、ジョブスは、スタイルなどに神経を使っていたのがわかる。
以後、真似をしたケースが多々見られるが成功しているとは限らない。
情宣、組織をやっている、戦略家の目から見ると面白いかもしれないが、結構冒険になる事は防げない。
個人を焦点とした場合、もう一つのリスクがターゲットにされやすいという点。
よくあり、ゴシップやスキャンダル、ダイアナ妃など典型ですけれど。
政治家やスターが、スキャンダルで失脚する。
特にトップを焦点しているとトップの失脚が、全体の破綻に結び付く事がある。
もう一つ注意してほしいのは、トップと社員との間で少なくとも企画上、個人的というのは成り立たないと言う事。
この点を踏み外すと、双方が無事で住まなくなる。
社長と社員との間で職場では友人関係というのは成り立たない。
これは、フレンドリーとかフランクとは違う。
個人的にユーチューブを作ると言う事はあり得ない。
ビジネスはビジネスで、仕事として企画する場合は、個人的関係は持ち込まないのが鉄則。
親父とは、親子であっても一線を踏み外さないように細心の注意をした。
この点は十分に注意してほしい。
順序だの、筋だの、段取りとか、お膳立て、目的、主旨、経緯などどうでもいい。
面倒くさい、ウザい。
それより、結論だけ、わかればいい。
何をしたらいいか、言ってよ。
と忌避する傾向があるけれど、きちんとこの点をわきまえていないと、自分が責任ある立場に立たされた時に困る事になる。
世の中は、楽しければいいじゃない、面倒くさい事は、なるべく避けてというように教える人が増えているけど、それでこもるのは自分達だからね。
私も、目的とか、筋とかいわれても、わからないから。
めんどくさい、どうでもいいじゃないと思っていた。
でも、これは、やればわかるけど、やらないとわからない。
やらないといつまでも理解できない。
特に物事には順序がある。
事前、言っておいたか、打ち合わせたかと。
五分でも十分でもいいからと言われた事を、簡単に考えて、結構痛い目にもあったが。
その時は、甘く考えて気がつかなかった。
後で考えると、先輩たちの言いつけを守って早く身につけた者が勝ちだと痛感している。