仕事は、順番が、大切なので、順番を間違うと仕事がとん挫する。
また、立ち位置、序列によっても、順序、順番がある。
また、仕事には筋道がある。仕事には、後先、前後がある。
上に方針を確認してから部下と打ち合わせるのと、部下と打ち合わせて方針を決めてから上に報告するのとでは、後の仕事の展開に決定的な違いがある。
前提とすべき条件、状況によって、順序、順番、役割が違ってくるから、前提条件や状況を確認する癖はつけておく必要がある。
ただ、方針が明確でない場合は、上に、結果を報告し、方針を確認した上で部下と打ち合わせるのが基本である。
なぜなら、部下と話した後で、上に報告した場合、上の方針と違った事が、判明すると板挟みになり、どちらのサイドにも立てなくなり、窮することになる。
また、上下の対立や、緊張状態を生み出すことにもつながる。
だから、結果を受けて自分がどう思ったか、どいう考え方に立ったかを、伝えて、自分が主導権とれるかどうかが、自分の指導性を左右する。
自分が主導権を握れなければリードはできない。
だから先手を取る。合わせる。
これも間違うと、主導権は握れず、最後まで後追い仕事になる。
誰が口火を切るか、これも重要。
指導者は、勝負に出る。
基本、勢いに逆らわず、かつ、勢いを自分の味方にして、活用する。
指導力は人の心の向かう方向に向かって発揮する。
だから、勢いに逆らわずに合わせる。
波乗りのようなもの。
できない理由、失敗した原因なんて、たわいのない、つまらない理由が多い。
だから厄介なので、つまらない、たわいのない理由、原因だから、恥ずかしくて他人に言えない。
つい、うっかり忘れてしまったとか。話を持っていく順番を待ちがえたとか。
後々、深刻な事態や事故を起こした時、いい様がなくなる。
つい、つっかり、忘れましたとか、操作の順番を間違いまして、ブレーキとアクセルを踏み間違えて。
しかも、原因がつい、うっかりだと、言い訳も効かない、無条件に悪いことにされる。
謝っただけでは済まされない。
その癖、過失だから、罪は問われない。
そうすると、ついつい、うそを尽くし、ごまかそうとする。
それで、本当の理由、原因がつかめなくなる。
だから、始末が悪い。
まずいきなり本論に入るのではなく。
時間を決めてから話をする癖をつける。
そして、時間を決めたら、決めた時間までに、一仕事しろとも教えられた。
決めたら終わりなのではなく、始まりなのだ。
自分で創作するのと、学ぶのでは、後者の方が数倍の労力がいる。
なぜなら、後者は、意図がわからない。自分が考えた事ではないから。
ただ、多くの人は、教わるほうが楽だと錯覚する。
そして、自分から進んでやろうとしない。しなくなる。
自分でやらないと覚えないし、学べない。
聞いただけでは身につかない。
運転は、運転しないと習得できない。
本を読んだだけでは、泳ぎは覚えられない。
水を怖がっていては、いつまでも泳げない。
やらなければ学べない。
組織というのは、人でできた仕組みだという事。
これってわかっているようで、わかっていないんだな。
組織は、人でできた仕組みで。言い換えると、一人では仕事ができないようにできている仕組み。
だから、組織には役割がある。
この役割というのは、役割に応じてできる事とできない事が決められていて、それを組み合わせることで動く仕組みになっている。
これがわかっているようで、なかなか、理解できない。
要は、人にとって、組織は面倒くさい、面倒くさく作られている仕組みなんだ。
例えば、野球のチームは、守備位置に応じてできる事とできない事が決められていて、九人全員が決められた守備位置につかないと、試合は成立しない。
つまり、投手には、できる事とできない事が決められているし、捕手には捕手のできる事とできない事が決められている。
これは、会社も同じ。
だから、お互いに、自分に何ができて何ができないか。相手に何ができて、何ができないか。
自分は、企画は立てられるけど、現場は動かせない。
上司は、現場は動かせるけど、企画はできない。
それがわかれば、お互いに弱点を補いながら、それぞれの役割が果たせるように打ち合わせる。
それが打ち合わせることで、お互いの息を合わせるために、目的や方針を決める。
間違っても、自分一人で抱えない。
なぜなら、組織とは、自分一人では何もできないように仕組まれているから。
年齢とか、性別とかといった、性格とか、人格といった人としての属性は、人を動かすための、インセンティブやモチベーションとし、副次的な意義はある。
組織でできないのは、組織の仕組みが原因で、人格とか、能力、性格など、まったく関係ない。
組織でできないように仕組まれているだけ。
本質的な事ではない。
本質的なのは、役割に応じてできる事とできない事が決められているという事である。
仕事は、一人ではできない。
お互いが共同しなければ、仕事ができない。
組織は、このように仕組まれているから、お互いに情報を流さなければ、組織は動かなくなる。
つまり、指示、命令、報告がされないと、組織は動かなくなる。
だから、報告がカギとなる。
組織では、情報が流れない部分は働かなくなる。
ロボットと人間との違い。
ロボットは、人間と違って勝負に出ない。
人は勝負する。
人生、一度も勝負しないなんて、生きるに値しないじゃないか。
勝負しろよ。
若いうちに、妙に醒めるなよ。
俺は、若い奴は、絶対に俺よりいい仕事をしてくれると信じて、任せることにしている。
心から信じているよ。
だって、もう七十だよ。
若い奴にはかなわないさ。
それはそれでいいじゃない。
若いのがいい仕事するの見ているのは楽しいし嬉しい。
自分は自分で、若い奴ができない所をやればいいので。
それは内緒(笑)