親父たちに言われたのは、「今日の今日の話」はするな。
今日、言われてすぐできない事を、「ああだ、こうだ」と言っても始まらない。
その場繋ぎ、その場限りの話はするな。

その場で応えられなかったり、自分の都合、準備不足で、日を改める場合は、「いつできるのか。それまでに何をするのか」を提案するのは最低限の礼儀。
次を決めておかないと、結局、うやむやになる。
やりっ放し、聞き放しにはするなと。

その場で応えを求めるのではなく、先ず、問いかけ、投げかけ、間をおいて応えを求める。
その間に、考えたり、調べる時間を与える。
求めるのは応えであって、答えではない。目的は、結論をだすこと。
ただし、時間を切らないと、取止めがなくなり、やり放しになり。
結論が出なくなるから、時間を切って、問いかけ、投げかける。

基本的に、今日、聞いて、今日、応えさせるのではなく。
日をおいて応えさせる。
打ち合わせは、行って来いになる。
木霊、山彦の様な事。
打てば、響く。
だから最低限二回は想定しておけ。
仕事には期間が必要で、いつまでにできるか。
始まりと終わりがある。
ただ、あまり、時間をおくな。
長くなると、けじめや、見切りができなくなる。

考えたり、調べる時間が大切で、はじめから決めつけない。

先ず、打ち合わせや、会議をする時は、何ができて、何がわっかっているのか。
逆に、何ができないで、何が、わかっていないのかを明らかにしておけ。

その場で応えられる事は、応えればいいが。
その場で応えられない事は、応えなくていい。
強いて言えば、応えてはならない。
手元に資料がなかったり、曖昧な事は、資料を用意してから、確認が必要な事は、確認してから、調べる必要がある場合は、調べてから応える。
曖昧なのに、あるいは、自信がないのに応えられる方が危険が大きい。
ただ、自信をもって応えられない場合は、いつ応えられるか、応えるかを明確にして、相手に伝える。
そして、その時、資料を用意する、確認しておく、調べておくと確約した事は、必ず守る。
それが鉄則。
なるべく、速やかに、準備、確認、調査を終わらせる。
応答する時を不必要に長引かせるのは、お互いの為にならないし、相手に礼を欠く。
第一、忘れてしまうし、状況が変化してしまう。
可及的速やかに返事をする。
要は、次いつやるか、次までに何をしてくるか、用意するかが、その時の結論。

足元をしっかり固める。
脚下照顧。
足元というのは、今出した結論。
いつまでに、何を、調べてくるか。確認するか。
足元の結論を忘れたら、最初から躓く。
足元の確認を怠ると、最初の一歩が踏み出せなくなる。

その場合、できる限り、自分も用意したり、準備したり、調べておく。
自分で調べればいいじゃないか、やればいいじゃないかという者は、仕事の意味が解っていない。
自分一人でやったり、調べても裏がとれない。
要は、確認のしようもない。事実も、相手も、他の人の考えも、視点も。
裏のとりようがない。
自分一人では見えないところがある。
表からは、見えない裏がある。
自分の考えがあって、相手の考えの裏がとれる。
比較対照するからわかるので。
一人の視点では、一面しか見えない。

一人で抱え込んだら、裏も表も無くなってしまうからな。
洒落にならなくなる。

仕事で大切なのは、確実性で、空約束は駄目。
必ず、裏付けのある、できるようにする。
裏付けとは、裏付け。
つまり表がある。
言葉に対して行動で裏付ける。
口先だけではだめ。行動が伴わなければ。
目標は、結果を出して裏付ける。
名目に対して実が伴わなければ。
言ったらやる。やった事は、報告する。
報告してない事はやってない。なぜなら、裏がとれないから。
事実かどうか、現地、現場にいて調べる、確認して裏を取る。
記録がなければ裏がとれない。記録で裏付けしておく。
下調べ、下打ち合わせ、内偵しておかないと裏がとれない。

表裏は一体。
光と影のようなもの。

裏を取っておけよと必ず言われたもの。

調べときます。
確認しいておきますも駄目。
必ず、いつまでに報告するかを明らかにする。
そうしないと、締まらなくなる。

憶測や推測で応えるな。応えさせるな。
資料がなければ、資料を用意してから話を始める。
準備ができていなければ、会議や、打ち合わせはしない。
準備をさせてからやり直す。
資料がなくても良しとすれば、憶測、推測、その場のかぎりの話に終わる。
話の話になる。
責任のもてる結論が出せなくなる。

やってない事で言いわけをするなと。
やってない、できてないなら。やってない、できてない事だけを言え。

実務では、言い訳や弁明は通用しない。
やってない。
できてない。
調べてないという事実だけだ。
事実だけを言え。
意見はその後だ。
常に落としどころを考えておけよ。

点で考えては駄目。
捕球してから投げる先を考えていたら、試合は千待てい舞う。
常に後先を考えて決めておく。
いざとなったら、咄嗟の判断が求められるよ。

遠い事の方が決めやすい。
遠い事から決めて、足元に引き寄せる。

わからないから決めるので、わかっていたら決める必要はない。
先ず、いつ、何をやるかを決めて。
それから、それまでにやること決める・

試合の日を決めて、それから、練習や支度の段取りを決める。
試合の日が決まらなければ、終いには、何をやってるのかわからない。
ゴールを最初に明確に決める。
行き先を決めないで、発車しない。