一緒にワクワクするな仕事をしなければ生き甲斐がないじゃあないか。
どうせ、俺一人。
俺一人くらい。
どうせ、何も変わらない。
なんとかなるさ。
なんてね、心の底で高を括っていないか。
なんでも、ほどほど、そこそこでいいなんて考えていないか。
ガス会社は、成長が止まっても、基礎的要件、顧客件数、単位消費量といたものが急速に減少しない限り、一定の収益は確保できる。
そうなると、問題になるのは、経費の増加と投資である。
経費の増加で一番、大きいのは人件費である。
なるべく、人は増やさず、余計な仕事を増やさないようにしようという心理が働く。
要するに、楽して儲けようという気になるのである。
しかし、基礎的要件は、確実に悪化している。
人口は、少子高齢化で、減少し。価格は、安売りによって低下し、単位消費量は、脱炭素、省エネ化、都市ガス、電力の攻勢で低下している。
原油価格も為替も不安定なうえ。国力は、目に見えて衰えている。
十年先は見通せない。
問題は人件費だが、費用対効果は年々、悪化している。
年を取ると、それまでの経歴、実績はなくともが、既得権のように錯覚する者が出てくる。
残念ながら、基礎体力は、年とともに衰えるのである。老いは誰にでも来る。
日々、研鑽を積まないと報酬に見合う仕事ができなくなる。
現実を直視しよう。
このまま、何も起こらず終わるはずはない。
ひたすらに、悪くなる。
衰退していくの手をこまねいて見ているしかないのか。
義を見てせざるは、勇無きなり。
そのつけは、これからの世代が払わされる。
コロナの対応を見ればわかる。
日本の対応は、ほかの国と比べても最低。
最低というより、何もしていないに等しい。
何も決められない。
当初立てる予算が赤字になるのは、普通だ。
最初から、黒字予算なんて立てられる産業や会社なんて稀だ。
どの産業だって、会社だって、売り上げの減少や経費の増大に苦しんでいる。
だから、予算を立てて、経費を削減化し、新製品を開発し、業務を効率化し必死に黒字化する。
赤字予算にして、赤字ですと放置する者は、内心、赤字になると思っていない。本心から赤字になる思っているなら、青ざめて行動を起こす。
基礎要件が変わらなければ、何もしなければ、今期と大きい違いが出るはずがない高を括っている証拠だ。
ただ、先がないのは、薄々、感じてはいる。
だから、表立って反対はしない。
今の日本も同じ。どうにもならなくなるまで動かない。
しかし、どうにもならなくなってから動いても手遅れ。
コロナ対策を見ればわかる。
どちらに転んでも、運任せ。
楽して儲けることを覚えたら、肥った豚になるだけだ。
肥った豚は痩せた狼に食われるのを待つしかない。
成長や、変化を拒んだら、過去の遺産を食いつぶしている。
結局、バブル崩壊後の日本人は、飼いならされて家畜となった。
戦後の日本人の自由は、家畜の自由に過ぎない。
怠惰な生活と決別しない限り、どんどん、気力体力は衰え、失ったものは、年を取ってからは取り戻せなくなる。
若者に忠告しよう。
誰も、やらない。
誰も始めないことを言い訳にして怠惰な生活を続けている限り。
何も変わらないし、何も始まらない。
誰も、やらない。
誰も始めないことは、自分がやらない、はじめない、言い訳にはならない。
仕事、実務は、一歩一歩なんだよ。
どんな遠大な仕事、月に、人を送り込むみたいな、仕事だって、最初の一歩が踏み出せなけでば始まらない。
万里の長城だって最初の一石を積むところから始まる。
だから、鍬入れが大事な式典となる。
最初に一歩、最初の一歩は何か。
最初の一歩は、最初の一歩さ。
誰でも簡単にできることでなければね。
簡単なはずな事ができないで、多くの人は苦しんでいる。
いいアイデアが浮かんでも、解決策があっても、計画や構想ができても、それを、実際の組織に結び付け、認知させ、仕事にしない限り、実現しない。
最初の一歩は何か。
仕事に結び付ける道筋をどうつけるかは、自分で見つける以外、誰も助けてくれない。助けられない。
仕事は、一段一段階段を上るようにして進めていく。
作業は点で考えるのではなく、幅で考えなければならない。
最初に一段を飛ばしたり、途中の段階を飛ばすと壁ができる。
結論だけ追い求めると絶壁のようになる。
このことを、肝に銘じておくことだ。