誰に、聞いたらいいか、わかるかを考えるんだよ。
次に、誰に任せるか、誰に実際の仕事をやらせるかを考える。

指示なんて、最初は、基本線しか出せないの。
それぞれの支店や部門で事情も条件も違うからね。
最初に、基本線を指示したうえで、個々の事情に合わせて具体的な仕事、作業に置き換えていく。
だから、指示が出た直後に何も問い合わせてこないなんて無茶だよ。
我々は、やる気あるのかってどやされた。
ただ、やみくもに聞かれても困るから、事前にセンターも打ち合わせをして担当を決めておく。
時々、困って傍にいる部下に丸投げする見受けるけど、最低だからな。
守備位置を決めないでいきなりボールを投げても、投げられた者は、受け止められないからな。
守備位置は、試合が始まる前に決めておくの。

まあ、だから、誰に聞いたらいいか、聞かれても困らないようにしておく。
単純に担当者に聞けばいい。支店長に聞けばいいとしたら、支店長もたんと者も潰れるからな。

内容によっては、事務方に聞かないとわからない事もあるし。
業務に聞かないとわからない事もあるし。
専門家に聞かなければわからに事もある。
お客さんに聞かないとわからないこと、当人に聞かないとわからない事。
メーカーに聞かないとわからないこと、電算室で調べればわかる事もある。
それを見極める。結構、これが難しい。
解っているようでわからない。
だから、わかたつもりになるな。
何したらいいかわかってわかっただからな。

わかる人に聞け。
聞かなければわからない事は、聞け。
聞くことに躊躇しては駄目だよ。

誰に聞いたらいいかわからなかったら、俺に相談しろ。
そこが、神経を使うし、難しいんだ。そう思っておけよ。

それから、誰に聞かせるかもわかってないからね。
その辺を、詰めて詰めていくの。
だから、指示されて一日も二日も聞いてこない奴がいたら、間違いなくわかってないね。

俺たちは、訳の分からないこと聞いてくる奴より、何も聞いててこない奴を用心しろと言われてたね。
間違いなくわかっていない。何を聞いていいのかもわかってないんだからと。

干渉されたくないというのはわかるし。
わからない、できないと言いたくないのは、わかるけど。
本当に困っていたら言えよ。
お前ら、本当に困っていること言わないで、どうでもいい事で愚痴るから伝わらないんだ。

仕事はね。仕掛かると訂正・修正しにくくなるの。
だから、指示が出た直後、結論が出た直後が勝負。そこでどこまで詰められるかだよね。
指示出した直後に問い合わせがなければ、わかってないぞって。
おかしいと思え。
おかしいと思ったら聞け。
聞かなければわからない事は、聞かなければわからないの。
できない事はできない。
ハッキリ言わないと。
できないなら、どうしたらできるようになるかを考えてできる様にしろ。