わからなかったから、わからない人を理解でき。
出来なかったから、できない人のことがわかる。

最初からわかっている人はいないし、できる人もいない。
いつかわかるようになり、できるようになることを夢見、日々努力する。

私が美人だと思うのは、私は美人だと自惚れている人でも、私は、醜女だと自虐している人でもなく。
美しくなりたいと日々研鑽し、努力している人。

わかっていると思った時から、無知になり。
できると思った時から、成長は止まり、衰え始める

わかっていないと自覚するから、(心から自覚するから)、知ろうと努力するので。
わかっていると思ったら努力なんてしない。
できなくて悔しいと思うから、必死に練習する。
自分はできるなんて思ったら、すぐに追い越される。
悔しければ、くらいついて学べ。

もうだめだ、俺にはできない、わからないと思うのは安易な妥協自分に対する甘え
その時総ては終わる。

自分は美しいと思った時から、醜くなる。
醜いと思った時から希望は無くなる。

もうこれでいいと思った時から老いは始まる
諦めた時に、営業は終わるある。商(あきな)いは、あきないだ。

私は、日々研鑽、努力する姿こそ美しいと感じる。

親父は、原理原則と口やかましく言っていた。
それで、「原理原則って何だ」と聞いたら。
簡単な事だよ。
信じられる人を信じて、信じてはならない人を信じない事。
やってはならない事はやらないで、やっていいことやる事だ」と教えてくれた。
それで、「じゃあ、信じていい人、信じてはならない人はどこで見極めるのか。
やってはならない事、やっていいことは何か」と重ねて聞いたら。
「それは、わからない」と。
「それを、社会に出て学ぶのだ」と。
「俺は、小学校しか出てないが、社会大学で学んできた」と続けた。
ああそうか、親父は分からないから学んだのだ。
わかったと思ったらおしまい
そういいたいのだと。
お前の気持ちがわかったと思った瞬間からわからなくなる。
人の気持ちなんて日々変わる。一時も留まらない。
好きだといった人が、次の瞬間、嫌いだと変わる。
いつまでも変わらぬ関係を築きたければ、裏切られても背かれても信じなければならない人を信じ続けるしかない。
信じられるか」と聞かれたら。
信じられるものか」と答える。
「信じられるかどうかの問題ではない。
信じるのだ。」
「それは意志の問題だ。」

一番問題なのは、わからない事をわからないと言えない事だ。
わからないと言えば、認めればやりようがあるが、わからないと認めなければやりようがなくなる。
かといって、最初からわかりませんと開き直って、わかろうとしないのもたちが悪いけど。
わからない事は分からないと認めた上、わかろうと努力するから期待が持てる

負けん気が強くて、自尊心が高いくせに、劣等感も強い
そういう人間は、口が裂けても、
「わからない」とか、「できない」と言わない。言えない。
言えないがゆえに一生苦しむことになる。
なぜと突き詰めると、結局、負けを認めるのが嫌なだけ。
つまらない面子(メンツ)意地自尊心に囚われているに過ぎないけど。
当人も、自覚しておらず。周囲の人間も気がついいていない。
ただ、それだけで、二進も三進も行かなくなる。

ただ、負けたくないから。
馬鹿にされたくないからと。
それだけで、人を差別し、見下して、自分から逃げて、誤魔化そうとする。
負けったって、誰も馬鹿にしないのにね。
ただ、馬鹿にされたと思い込み、馬鹿にされたくないと。
それが原因で、他人を受け入れられなくなる。

わからない事、できない事を認められなくなる