予算を立てるとか、予算を見直すと指示されたら。
先ず、問題点を明らかにする。
はじめから答えをだそうとするのではなく。
疑問点から始める。
答えがあって問題があるのではなくて。
問題があって答えがある。
この点を間違わない事だ。
物事には、順序がある。
何を見直すのか。
どこかが、問題なのか
なぜ、見直すのか。
どこから見直すのか。
誰が見直すのか。
どのように見直すのか。
いつまでに見直すのか。
売上、粗利益を見直す、必要があるのなら。
何を売るのか。
どこから仕入れるのか。
どれくらい売ればいいのか。
費用はどれくらいかかるのか。
どのように売るのか。
見積もりは誰が立てるのか。
以上の質問に答えろ。
答えが見つからなかったら。
そこが問題点だ。
いきなり、無理して答をだすな。
憶測推測で答えるな。
答えられなければ答えなくていい。
そこに問題がある。
答えられなければ、応えられるようにする。
それが、その時の答え。
正解などない。学校とは違う。
先ず、問題点を明らかにする。
問題を設定する。
どこに問題があるのか。
何が問題なのか。
いきなり、答えを出そうとしたら、すぐに行き詰まる。
足下から仕事は始める。
一足飛びに答えを出そうとせず。第一歩をどこから踏み出すかを自分で考えろ。
まず、担当を決めろ。
何がわかっていて、何がわかっていないか。
最初にハッキリさせる。
今、わかっているのは、コロナで状況が変わった。
今まで通りのやり方では商品が売れない。
だとしたら、何を変わりに売るのか。
ハッキリしているのは売るものがなければ潰れるという事。
会社が潰れたら、皆、仕事がなくなる。つまり、収入が得られなくなるという事。
最初から答えを一つに絞る必要もない。
最初は、答え、案は、いくつあってもいい。
問題を整理してできたら、優先順位を決めて、手順に解いていく。
できる事から着手する。
答えも、一発、一回で出るとは限らない。
段階的に出されることもある。
立ち位置で違う事もある。
答えは一つとは限らない。
その時、その場で、出せる結論がその時の答え。
仕事は、問いかけから始める。
なぜ、なの。どうして。
どこに問題があるの。
何が悪いの。
誰がするの。
いつまでにしたらいいの。
問いかけの順番と組み合わせで問題を組み立てる。
普通、答えは、段階的に出す。
だから、時間がかかる。
一定の時間内に密室で、誰にも相談せず、一人で出すなんて、普通考えられない。
しかし、それが学校である。だから、世間に出たら間違う。
問題意識をもって問題化するのである。
成績の悪い人間は、問題を読みもしないでいきなり答えを出そうとする。
だから、思い付きでしか答えが出ない。
況や、現実の世間では問題すら曖昧なのである。
いきなり答えを出そうとしたら、すぐに、行き詰まる。
問題をしっかり立てたら、焦る事はない。
問題点を直視しないで、焦って答えを出そうとするから失敗するのである。
例えば、こういうことが言われる。
儲かっていないのはわかる。だけど、どうすれば儲かるかがわからない。
それが問題だ。
わかっていない事は、わかる。だけど、どこがわかっていないかがわからない。
それが問題だ。
相手が、理解していないのはわかる。だけど、どうしたら理解させられるかがわからない。
それが問題だ。
やらなければならないのはわかる。だけど、何から始めたいいかがわからない。
それが問題だ。
相手が言っている事はわかる。だけど、言っている事が正し事かどうかがわからない。
そこが問題だ。
言っている内容が問題なのか。言っている事を理解していない事が問題なのか。
指示した事が問題なのか。指示した事が伝わらないのが問題なのか。
言い方が悪いのか。相手が悪いのか。タイミングが悪いのか。場所の問題か。
段取りが悪いのか。計画に問題があるのか。そもそも無理なのか。
仕事ができないのか。能力の問題なのか。やり方が悪いのか。準備が足りないのか。
情報が間違っていたか。経験不足なのか。性格の問題か。知識が足りないのか。
技術の問題か。指導方法が間違っているのか。
上司が問題か。部下の問題か。管理の問題か。
仕組み・制度が悪いのか。機械の性能の問題か。法の問題か。
そもそも向いてない。適性の問題か。価値観の問題か。礼節の問題か。習慣、癖なのか。基本ができていないのか。
人間関係、仲が悪い。嫌いなのか。しつけが悪いのか。
家庭の問題か。学校の問題か。意欲の問題か。環境が悪いのか。
何が問題なんだ。
問題というのは、原因と置き換えてもいい。
問題、つまり、原因がわかれば、八分くらいは問題は解決される。大概だけどね。
組織的に仕事をしようとした時。
例えば、予算を組織的に立てようとした時。
なぜ、どのように、いつまでに予算を立てたらいいか。
自分だけが理解していればいいというわけではない。
予算を一緒に立てる人、全員が、理解していなければならない。
問題は、どうしたら、皆に、どうしたら理解させるか。
言ってわかればいいが、言ってもわからないければ、どうすればいいのか。
普通、一回言った程度では、伝わらない。そこが問題なのだ。
責任と役割を、明確にして仕事をさせる事でわからせるしかない。
口で言っただけでは、わからない。
自分一人わかっていても仕方がない。
口で言っただけでは伝わらない。
どうやって、自分の意志を伝えていいのかわからない。
実行に移す前に、どうやって、自分の方針、考えを浸透させるか。
そこが問題なのである。
足し算、引き算もできない人に高等数学の極意を教えられる学者こそ至高なのだ。
ただでさえ難しい事、専門用語を使ってさらに難しく説明し、わけがわからなくしてしまうのは三流。
子供でも扱えるようにしたから家電製品は普及したので。
かつて、家電製品の開発技術者は猿でも使えるを合言葉にしていた。
問題解決の極意はそこにある。
先ず、問題点の整理し、何が問題なのかを見極めた上で、仕事を始める。
足元を見ろ
脚下照顧。
答えは行動で示し、結果で出す。
問題もわからないのに、答えようとするから、馬鹿になる。
それは、多くの人は、根っから馬鹿なのではなく。
自分が、答えられないように追い込むから、馬鹿になる。馬鹿にされるのである。
相手を馬鹿にして、自分の考えを押し通そうとするのが、現実の世の中。
だから、馬鹿にされるな。
思いつきだけで、仕事に着手するな。先ずは問題点を整理しろ。
思い付きで仕事をしてたら、馬鹿にされるよ。
最初に手綱をしっかり握っていないと、馬は、暴走する。
一度、暴走したら制御する事は難しい。
何事も最初が肝心なのである。
最初は、人を見る。
答えではなく。問題さ。
人を見る。
考えの差、理解度の差、温度差を見て、感じる。
自分との差、違いを知る。
最初は人だよ。
それから、調べて、計画を立て、準備して、実施し、後片付けをする。
答えは、その時々で変わる。
時が経てば答えは変わる。
状況、環境が変わっても答えは変わる。
人が違えば答えも違う。
頑なになるな、
囚われるな、
頑固になるな。
人を見て、状況を見て、時を見る。
人は、変わるんだよ。
変われるから成長する。
変われなくなったら成長は、止まる。
さなぎから蝶に変身するように。
オタマジャクシがカエルになるように。
人は変わるんだよ。
変わるから成長する。
成長すれば答えも変わるんだよ。