なぜ、アメリカは、ベトナムやアフガニスタンで失敗したのか。
それは、なぜ、何のために、誰のために戦っているのかがわからなくなり。
そして、明確な目標を見失ったからである。
それは、日本との戦争の成功が裏腹にある。
日本は中心がハッキリしていたのである。
当事者能力なき相手との戦いは、泥沼化する。
泥沼化して長期化する。
底なし沼のように際限がなくなる。
戦っている相手に国家のような実体がないからである。
ベトナムは共産主義という思想であり、アフガニスタンという宗教なのである。
それこそ、幽霊を相手に戦っているようなものである。
相手に国家の国王ような実体があれば倒すべき相手を明確にできるのだが。
国民感情などつかみどころのないものを相手にしたら、際限がなくなる。
また、残虐な戦いになる。
恐怖に支配されるからである。
これからの戦争は、得体のしれない者を相手としなければならない。
正体のつかめない。
何と戦ているのかわからなくなると、大義を見失いやすくなる。
余程、しっかりと、守るべきものを心に秘めておかないと、心が折れる。
だからこそ、我々がしっかりと支えていかなければと…。
今も、第一線に立つ若者がいる。