最近、自分の役割、責任が認識できない人が増えている。
指示を指示として理解できていないマネジャーなんて典型。
これは基本ができていない証拠。
「基本的な事は基本的なこととして片付けろ。
そうしないと、個人攻撃、その人の人格、能力、性格、適性にまで言及する事になる上、解決できなくなる。」
と教えられた。
なぜなら、基本は一般的な事、誰でもできる、最低限理解しておかなければならない常識、要は馬鹿なことだから。
その不備を指摘されると馬鹿にされた名誉を傷つけられたと錯覚しやすい。
そのために、年齢や社会的地位が上がれば上がるほど基本は学ぶにくくなる。
ただ基本ができてないと気がついたら素直に相手の教えに従い。
早く身につけるように心がけることだよ。
指示を受けた、まず、指示内容を確認した上で仕事にする。
仕事にするとは仕様に置き換える。
仕様の基本は、五W一H。すなわち、いつまでに、何を、どのように、するのか。
大体、どこまでやるかは、指示されないとわからないだろ。
だからと言って、聞き返すことはできない。
その場合は、期日を聞けばおおよその検討はつけられる。
三分後といえば三分でできる事。一年と言われれば一年でできること。
あまり長すぎる期日はかえって部下にとってはやりにくい。
今日中にやらと言われた方が、分かり易いし、反論のしようもある。
部下に対する下手な配慮は、却って部下を苦しめる。
仕事が着手されていない場合、指示を指示として受け止めていない。
指示としていない可能性がある。
仕事と仕事の間、指示と作業の間に節目を作るな隙間を開けるなと注意された。
指示されたらその場で復唱、確認。詳細は即日、遅くても翌日まで詰める。
さもないと、着手できないぞ。三日、着手できないと、仕様を確定するタイミングを失う。
今日やるべきことは、今日終わらせておけ。
指示をされたらマネージャーは、速やかに使用を確認した上で、部下の状態を確認さた上、担当を決めて指示する。
作業は、担当者に読ませる。
仕様が確定できないうちに作業に着手しない。
仕様を確定するのはマネージャーの責任。
受動型は駄目。言い切る。
首相が、「来週は、結論を出さなければならに状態だから、五者協議で結論が出るでしょう。」といていたが。
これなんか典型。
「来週の月曜日に五者会議が開かれますので、その結論を聞いて火曜日に私が責任を持って結論を出します。」でなければ。
人と人の隙間を埋める。
基本的要件を満たしてない場合は、それ以上、その先は聞くなと徹底的に躾られている。
理由は、聞けば、相手のやった行為を容認する事になり、修正が難しくなる。
また、話が長くなる上、余計な事であり無駄になる。また、弁明、言い訳の余地が生まれる。
元々作業の根拠がない。
例えば、極端な話、一時間後に報告する内容と一年後に報告する内容は違う。
当然、目的、手段、段取り、報告形式、手段も違う。
だから、一時間後に報告するのか、一年後に報告するのかが確定せずに着手した事は全て無条件でやり直す。
一斉の弁明、説明を聞く必要はない。
仕様、要件を確認すれば事前にやった事も逆に活かすことができると。
我々は、遅くとも三分で判断せよ。
即断せよ。そして決断した事には責任をもってと。
だから、余計な事は言わなくていい。余計な事は聞くなと。
よく、任せると言われた、任されたんだから細かい事は言わないでという者がいる。
これは誤解。
基本と詳細とは違う。基本とは、仕事をする上で不可欠な知識、動作で予め身につけておく必要がある事。
詳細とは個々の具体的な内容を指す。基本は一般的、普遍的な事で、詳細とは固有、特別な事。
詳細も基本も細部に及ぶ。
細かい事でも、詳細は任せても、基本は任せられない。
我々は、社会常識、基本は、極力、若いうち、できれば、社会に出る前に身に着けておけ。
昔は、社会常識、基本は家庭で躾けるものとされた。
しかし、教育を学校は家庭から取り上げたくせに、学校で躾けがされてない。
故に、常識もない、躾けもされてない親が増えた。
なぜ、俺が知っているかというと若い時に逆らって痛い目にあったからだろうな。
素直になる事だよ。
今はわからないだろうからな。
そのうちわかるよと。
なぜわからないのに教えるのかってきたら。
気づかせる為だよ。
失敗した時にあの時教わったのはこの事かと気が付けば、改められる。
改めなければ、気が付いても手遅れになると。
教えるのは年寄りの責務だと。
何でもない事だから。一度こじれると収拾がつかなくなる。
両者が、なぜということになるから。
なぜ、こんなこともわからないの
なぜ、こんなことで事で叱られなければならないのと思うから。
そして双方の応援団が付くとますます、対立は増長する事となる。
基本、常識は、教わる側も、教える側も嫌なものさ。
どっちにしても、知ってて当たり前。
こんなことも知らないのという事だからさ。
馬鹿にしているつもりがなくても、相手は馬鹿にされているように感じる。
でも、現場なんて、経験さがものを言うからね。
学校出たての子でも三年もすれば相当の経験と知識を身に着ける。
経理だって、配送だって、基本が大切だからね。
毎日、毎日、単純反復、繰り返ししている人にはかなわない。
彼ら、彼女らの仕事は、聞いたくらいではわからない。
逆に、マネージメントの基礎なんて話しても伝わらない。
親父に世間なんて狭いものさ自分たちが常識だと思っていても、相手には通じない事があるし。
相手にとって常識的な事が、こちは何もわからない事がある。
わからない事があたら何でも聞く事さ。
自分が当たり前だと思っていても相手に聞かれたら馬鹿にしないで丁寧に教えろ。
業界が違えば、仕事のやり方が違うのは当たり前だし。静岡で江戸っ子だと粋がっても仕方ない。
土地に言ったらその土地のやり方に従え。
会社が違えば挨拶の仕方一つとっても違う。
なれない事は、恥も外聞もなく教われ。
軍隊は、靴に足を合わせろという世界だったが、俺は、人相が変わるくらい殴られても足に合う靴に変えてもらった。おかげで生き延びることができた。
黙って靴を入ってた人間は、行軍の最中に皆足をやられて死んでいったと。
それほど生きるという事は過酷なんだ。
基本を学ぶことくらいなんでもないよ。
そうしなければ生きていけないならね。
四十過ぎても基本がわからない事、どれほど、過酷、残酷か。
それを覚えておけよ。