どんな奴が馬鹿だと

誰も得しない、自分も得しないことを言う奴。
いっても意味のないこと、言わずもがなな事を言う奴。
意味のない、言い訳するやつ。
見え透いた嘘を付く奴。誤魔化す奴。
最初からできない事がわかっているのに、やる奴。
安請け合いする奴。
裏切ってはならない人を裏切る奴。恩知らず。
騙した気になっている奴。相手を見ろ
知ったかぶりをする奴。自分がわかっていない事がわからない奴。
わけのわからない奴。
信じてはならない事や人を信じる奴。
虚勢を張る奴。馬鹿にする奴。
余計な事を言う奴。
素直でない奴。
口の利き方を知らない奴。
読めない奴。見る目がない奴、聞く耳を持たぬやつ。

自分がわかってない奴。

馬鹿と言うのは、頭が悪いとか、能力がないというより、生き方の問題。
頭を使わない。考えなし。自分を知らない。
常に学び反省してないと、馬鹿になっていく。馬鹿になる
頭を使わせない事は馬鹿にすることで。
何も、任されないという事は馬鹿にされていると。

馬鹿に馬鹿にされることほど腹が立つことはない。
ただ馬鹿には自覚がない

馬鹿はうつるからなと言われたものさ。

でも一番、馬鹿だと思うのは、基本動作を馬鹿にするやつ。
挨拶一つと馬鹿にするが、五十、六十になっても挨拶一つできない馬鹿がいる。
そういう人間はいくつになっても大人とは言えない。

基本動作を馬鹿にする者は、いずれは馬鹿になる。
馬鹿になってから学ぼうとしても遅い。
なぜなら、馬鹿だから。

なんでもないことが、重大事故の陰に隠されている。
忘れた。
伝えなかった。
確認しなかった。
報告しなかった。
指示しなかった。
自分の目で見なかった。
ウッカリした。
分かっていると思った。
不注意だった。
つまらない事に気をとられた。
別の事を考えていた。
スマホを見ていた。
心配事があった。
集中力を欠いた。
疲れていた。
聞かなかった。
手順を間違った。
知らなかった。
書かなかった。
記録しなかった。
桁や名前を間違えて記入した。
場所を間違えた。
記憶違い。

大切なのは基本動作。
基本動作は動作。
書くとか。
声を出すとか。
見るとか。
スイッチを入れる。バルブを回す。
鍵を挿す。
ペダルを踏む。
ゲージを見る。
注意、忠告を聞く。
メモをとるとか。
メモを確認する。
伝票をつける。
チェックリストを確認する。
行ってみるとか。
相手に伝える。話す。メールする。電話する。
最後まで読む。
書面を確認する。
人がいないか確認する。
場所を確認する。安全を確認する。
整理する。片づけるとか。
洗う。磨く。元あった場所に戻す。
準備、用意をする。
事前に打ち合わせをする。
点呼する。点検する。
指差しするとか。
立ち会うとか。
二人で確認するとか。
伝票をつけるとか。

何でもない、うっかりした事が原因だから、深刻なので。
原因が、なんでもない事でも、その人の人生を狂わしてしまう。
立ち直れないほどの、致命傷を負わせる。
その人の人柄や人格、性格に関係なく。
悪意でなく、善意から出たとしても、結果が重大なら責任をとらされる。

信用を無くした。
大切な客を失った。
お客様に迷惑枠をかけた。
計画が延期になった。取りやめになった。
大切な人と会えなかった。
会社が潰れた。
人がケガをした、人が死んだ。
高価な機械や設備が壊れた。飛行機が落ちた。
お金が無くなった。
締切日、期日を守れなかった。
電車が脱線した。
部隊が全滅した。
多くの人が危険な処に取り残された。
山火事が起きた。
タンクが爆発した。
暴発した。
対策が手遅れになって大惨事になった。

原因が些細でつまらない事だから、深刻なのだ。

兵は拙速を好むという。(孫子)
早く動く事だよ。
早く自分が動けば、相手の動きも見えてくる。