勝てるようにするから勝てる。
期待、願望だけで勝てるわけではない。
念力、超能力なんて期待するだけ、馬鹿らしい。
そう簡単に奇蹟なんて起こらない。
だいたい、準備をしなければ、試合そのものできない。
できるようにするのが、お前たちの仕事。
会議の日が決まったら、会議が開けるようにするのが仕事。
会議の日付を決める事が仕事ではないからな。
会議ができる状態でなければ、会議は開けない。
事務方、裏方にとって、会議が仕事なのではなく。
会議を開けるようにするのが、事務方の仕事、裏方の仕事。
試合を準備する者が、試合をするとは限らない。
できないようにしておいて、なぜ、やらないと叱っても、相手は納得しないからね。
敗けるべくして、敗けて、選手をどやしたところで次につながるわけではない。
戦う前に勝負はついているのである。
決めるべき時に、決めるべき事を、決めるべき人が決めないと最初からできないからね。
何の準備、支度もしないで、試合に勝とうなんて考えるのが間違いなんだ。
試合は一通過点に過ぎない。
試合に臨むために、その何十倍、何百倍もの時間が費やされている事を忘れてはならない。
結果だけ見て、とやかく言うのは簡単だけど、その結果の為にどれだけの時間が費やされ、どれだけの人が汗をかき、どれだの事が用意されていたかをみないと本当の事は理解できやしない。
何の準備もしなければ、勝つどころか、試合そのものが成り立たない。
試験の前日に徹夜して一夜漬けしたところで合格するはずがない。
一日いちにちの積み重ねがあって突破する事が期待できる。
会議の日、試合の日、試験の日が決まったら仕事が始まる。
会議の日、試合の日、試験の日が決まったら仕事が終わるわけではないからな。
年頭に十の目標を立てるのではなく。
月一つの目標に絞れ。
一遍に十の目標を達成しようとすると無理がある。
しかし、月に一ならなんとか目処が立つ。でも、考えてみれば、月に一つひとつものにしていったら、年間通せば十二の目標を達成する事になる。最初から、あれもこれも気負うと何から手を付けていいかもわからなくなり。やる前から萎えてしまう。
できる事から、確実に積み上げていく事さ。
無理をしない。確実に一歩いっぽこなしていく事。