あなたは一人ではない。
誰かに話をしたくなった時、誰にも相談できない事を聞いてほしくなった時、皆から見放されたと感じた時、誰も信じてくれない、信じられないと思った時、誰からも理解されなかったり、理不尽な事で怒られた時、自分の過ちを許してほしいと思った時、告白したくなった時、裏切られた時、騙されたと思った時、哀しい時、失敗した時、思い通りにならなくなった時、成功した時、うれしい時、感激した時、栄光を誰かと分かち合いたくなった時。ふっと、気が付いたら一人ぼっちだと感じるかもしれない。
でも、あなたは独りではない。
あなたは、神を信じますか。
僕は、どこかの宗教に入信しろとか。信心しろという訳ではなく。
説教じみたことを言いたいわけでもなく。天国とか地獄とか、死後の世界とか、罪と罰とかが言いたいのでもない。
神様は、いつだって一人ひとりと向き合っておられると言いたいだけ。
暗い部屋で、一人、ポツンと膝を抱えている時も、夜道を一人で歩いている時とか、誰も話し相手がいなく、誰もわかってくれなくて、涙がホトホト落ちた時とか。
闇の向こうに誰かがいる気配がして、誰かが、自分を温かく包み込んでいてくれる。抱きしめていてくれるような…。
あなたは、神の祝福によってこの世に生まれた。
あなたは、いつだって、どんな時でも、どこでも独りではない。
ドクドクという自分の鼓動を聞いて、体の温もりを感じて。
嗚呼、自分はまだ生きているんだと…。
自分の命を魂を肌で感じた時、自分を生かしている何ものを悟れるでしょう。
神様は、純真無垢で。人間が自分の思惑や都合では、どうする事もできない。
自分の思惑や都合でどうする事もできないからこそ、いつだって、自分の傍にいて微笑んでいてくれる。
神様はそういう存在だと…。
あなたは、一人ではないと言いたくて…。